プラント管理支援事業

Courtesy of Qatargas Operating Company Limited

音響解析技術・音響疲労

音響解析技術

三次元音響解析プログラムを用いて設計の段階から周辺環境や工場内の騒音環境を予測します。また、既設に対して増設を行う場合などについても、増設機器の与える影響を評価することが可能です。

特徴

設計の段階で環境騒音規制値やプラント作業員に対する騒音の影響を評価することで、防音対策を事前に盛り込むことが可能です。防音対策は場合によっては防音壁の設置や機器を防音建屋に設置するなど大掛かりになる場合もあることから、事前に検討を行うことが重要です。騒音シミュレーションは海外/国内合わせて300件を上回る実績があります。
また、現場計測や音響/構造/流体をはじめとする弊社の豊富な解析技術を駆使し、騒音/振動トラブルシュート対応も行っています。

適用可能な範囲

音響設計や騒音問題など。

主な実績

LNGプラントの他、ガスプラント、石油プラント、石油化学プラント、化学プラントなど。

音響疲労

音響疲労とは主にガスの緊急脱圧を目的とした高差圧弁/制限オリフィスにおいて発生する高騒音によって下流配管が加振され、配管分岐部やサポート溶接部において高応力が発生し配管が破損する現象の事です。
石油、化学、電力、ガスプラントなどで実際に音響疲労による事故が報告されており、安全の観点からその防止設計は極めて重要です。

特徴

音響疲労の評価手法は各種機関から提案されており、千代田も独自の手法を開発しています。
一方でその発生機構や対策効果について解明されていない部分もあり、現在も研究が進められています。千代田は本技術における世界的権威であるEnergy Institute 主催の音響疲労に関するJoint Industry Projects (JIP)に参画し、国際基準の作成に取り組んでいます。

音響疲労の解析例

適用可能な範囲

脱圧用フレア配管やその他の高差圧高流量弁下流配管すべて。

主な実績

LNGプラントの他、ガスプラント、石油プラント、石油化学プラント、化学プラントなど。