Advanced Industries

先端素材プラント

高耐熱性・炭素繊維の生産工場

プラント内部の3Dイメージ

石油・化学プラントで培ったプロセス設計、配管・計装技術、プロセス自動化ノウハウを駆使し、工場増築による生産量増強と、生産効率向上を同時に達成します。

先端素材製造工場の多くは、取扱いに注意が必要な薬液・ガスの取り扱いが伴います。
この点においても、石油・化学プラント設計・建設で蓄積された知見は、官庁申請関係業務の確実な履行と安全性を考慮した配置設計・施工などに活かされています。

お客様の先端素材生産活動を通して、千代田化工建設㈱は低炭素社会実現へ貢献してまいります。

関連技術紹介

  • 自動化・スケールアップ
    お客様のご要望に応じて、小規模生産プロセスのスケールアップにもご協力します。
    同時に生産プロセスの自動化を進め、生産量増強と効率向上を両立します。
  • 可視化・安定化
    各種センサーの効果的な導入により、これまで感覚に頼っていた生産プロセスを安定化させるとともに、
    データ集約による製品トレーサビリティの確立も可能です。
  • 保守の最適化
    保守時間の短縮化が求められる中、設計時より保守性を考慮した空間設計(3DCADや3DCG)や、
    センサー配置を行い、またデータ解析にAIを導入することで、作業負荷低減を図ります。


食品・飲料プラント


米菓近代化工場

食品工場内の3Dイメージ

これまでの様々な業種施工経験を活かし、異業種の先進技術を食品・飲料製造プロセスに導入し、省エネや生産効率向上に貢献しています。

生産を止めることなく能力増強をご希望されるケースも多く、それに対応するための綿密な工事計画立案、短期の生産設備立上げなどは、プロジェクトマネージメントの知見が活かされています。

食品・飲料業界に求められる食品衛生上の各種規格にも対応した工場建設も可能です。

食の安全性向上、新しいタンパク源の生産増強、生産工程における廃棄ロス低減などの活動を通し、千代田化工建設㈱は低炭素社会実現へ貢献してまいります。

関連技術紹介

  • 異業種技術導入
    食品・飲料プロセスで多用される加熱・冷却工程も、異業種で実績のある技術・設備導入により、より高効率なプロセスをご提案することが可能です。
  • 一括管理による工場の品質向上
    建屋から生産設備まで全て千代田で設計・施工が可能なため、生産工程に合わせた建屋レイアウトや耐食性対応、空調設備などを纏めて管理し、統一感のある工場建設が可能です。
  • 計画の可視化
    3DCG/3DCAD活用で計画を可視化し、プロジェクト関係者の円滑なコミュニケーションを推進します(情報共有&現状認識の一致)。


金属・貴金属プラント


貴金属リサイクルプラント

貴金属リサイクル工場

限りある資源を循環活用することは、サステナブルな社会実現において重要な取組です。都市鉱山と呼ばれる電子基盤スクラップや残渣などのリサイクル原料から、各種金属・貴金属の回収する需要は益々高まっています。 

千代田化工建設㈱は早くからこの分野に注目し、2000年初期より貴金属リサイクルプラントを建設したほか、その後の複数の工場建設を遂行しています。また、塩湖かん水からのリチウム回収の共同研究、スズ残渣からのレアアース回収の検討などレアメタル・貴金属関連のフィージビリティースタディ(FS)や金属精錬プラントの建設などで、卓越したエンジニアリング能力を活用し、お客様のご要望にお応えしてまいりました。

資源有効利用に寄与するお客様の事業を通し、千代田化工建設㈱は低炭素社会実現へ貢献してまいります。

関連技術紹介

  • 官庁申請助成
    多様な薬液を使用する工場では、関連する官庁申請項目は多種に及び、申請資料作成にも専門知識を必要とします。申請資料作成にご協力することで、工程に合致したタイミングでの申請を可能とします。
  • 拡張性
    計画時よりお手伝いさせて頂くことで、お客様の将来構想を盛り込んだレイアウトやユーティリティの設計を行います。
    もちろん、生産部分の拡張のみならず、厚生設備や外部に開かれた工場への改変などにも対応いたします。


植物工場事業


完全閉鎖人工光型植物工場

子安リサーチパーク
(千代田研究開発拠点)内に設置の
「栽培実証試験装置」全景

千代田化工建設㈱は、「エネルギー」「環境」に関するエンジニアリングのご提供に加え、「バイオ」「食糧」分野のソリューションのご提供を開始しております。中でも、近年の異常気象、世界的な農作不適地の拡大、農業就労者の高齢化・不足等の懸念される農業分野の回答の一つとして「完全人工光型植物工場」のポテンシャルに着目し、2000年初期、国内植物工場事業者殿への計測モニタリング技術のご提供を皮切りに、海外では中東(UAE、カタール)へ葉物野菜植物工場デモ機の納入を行いエンジニアリング会社の視点による栽培マニュアルを構築、運用することにより速やかな栽培生産の立ち上げに成功しております。
現在は、葉物野菜や果菜類の植物工場事業をご検討されている国内外複数の事業者様と実現に向けた協議を進めさせて頂いております。
さらには、この「農業」分野への取り組みとともに、昨今のバイオ技術の進歩と協調し「バイオ医薬」の分野とのコラボレーションを開拓、近未来社会への貢献を目指してまいります。

モニタリングUI画面

栽培棚内様相

ご提供サービス

  • 植物工場 事業FS ・植物工場 EPC
  • 植物工場 技術開発
  • 植物工場 技術評価
  • 植物工場 O&M コンサルテーション

特許技術

  • 植物栽培システム 特許6549777号
  • 作物と生育状態判別方法および生育方法 特許6656925号
  • 植物栽培システムおよび植物栽培法 特開2019-103452
    現在、栽培予測技術に関する特許出願準備中