Project Lifecycle Engineering事業遂行支援

Courtesy of Sakhalin Energy Investment Co., Ltd.

プロジェクトライフサイクルエンジニアリング(PLE)においては、その各フェーズにおいて様々な遂行技術が必要とされます。千代田は、国内・海外のグループ会社で、協力・連携して高いレベルで均質な業務遂行を行うため、設計基準・遂行手法のグローバルな標準化を行ってきました。また、千代田はその時代における最新技術の導入・自主開発を行い効率的で信頼性の高い遂行を目指してきました。 たとえば、1970年代からプロセスシミュレーションの重要性を認識し、様々なシミュレータ・ツールを自社開発し、精度の高い基本設計を行いお客様から高い評価を受けてきました。IT時代の現在では、それらのシミュレータ・ツールを有機的に統合したシステムを活用し、従来のマニュアルや設計手法に沿って設計を進める「Design by Rule」と、重要な箇所についてはシミュレーション・解析技術を駆使したオーダーメイドの個別解析で設計する「Design by Analysis」とを組み合せて、大型化・複雑化したプラントの設計を効率的にかつ高精度で進めています。また、これらの解析技術は、プラント運転時の問題分析にも大いに役立っています。

エンジニアリングを進める上では、各設計フェーズで作られた情報が有機的に一元的に繋がっていることが重要です。千代田は、2000年代初めから最新のIT技術により、データウェアハウスを中心に据え、設計情報を上流から下流へ、本社から世界の設計拠点・ベンダー・お客様・現場へと効率的に流れるシステム(i-PLANT21)を構築し活用し、お客様より評価を受けてきました。構築後も継続して改良を加え、プロジュクト遂行のためにさらに統合された全体システムとして発展させています。これらのシステムに蓄積されたデータは、プロジェクト完了時にお客様の運転・保守のためのデータとしてそのまま使われることになります。(データハンドオーバー、データ納入)

また、千代田では、グループをあげてPLEの各フェーズに必要とされる各種遂行技術の改良・開発に日々努めています。たとえば、どんなプラントにも必要とされるユーティリティ設備に関しては、エネルギー・水を主体とした様々なユーティリティ技術の改良を図りながら、全体バランスが取れた統合ユーティリティ最適化技術をお客様に提供しています。

最近では、お客様の検討段階においても、3Dモデル技術/アニメーションを駆使し操業状態までも含めたアニメーションムービーを提供するサービス(Chiyoda Visual Management)を提供し、完成したプラントのイメージを具現化することでお客様の意志決定,プロモーションにお役立ていただいています。


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