当社では70名の役職員が「CSR推進スタッフ」に登録しています。「CSR推進スタッフ」は、社内有志がCSR活動を率先して支援する制度であり、CSR活動への参画を業務として会社が認定しています。
本業を通じてどのようにマテリアリティへ関わり、達成に向けて貢献していくかを11名のCSR推進スタッフに語ってもらいました。(所属部署は2021年9月時点)
当社グループの SDGsマテリアリティ
グローバル課題の解決と経済成長の両立を目指し、事業との関連性を鑑みSDGs 7、9、13を当社グループが取り組むべき重要課題として位置付けています。
エネルギーをみんなに そしてクリーンに
現在は、液化天然ガス(LNG)を製造するプラントの電気設備の設計・調達業務を担当しています。世界最大規模のLNGプラントの建設に携わる業務を通じて、世界中に安定的なエネルギーを供給するという課題に貢献しています。今後はよりクリーンなエネルギーを世界中に供給するため、CO2排出削減に向けて、千代田の技術で貢献していきたいと考えています。
地球環境問題に貢献したいと思い、当社への入社を決めました。現在は使用時にCO2を排出しない究極のクリーンエネルギーといわれる水素に関する仕事をしています。水素を利用したい需要家の方々に当社の水素技術の特徴を説明したり、ユースケースの検討・提案を行っています。多くの人々の日々の生活の中で水素が使われる社会を構築することで、「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」のゴールに貢献したいと思います。
水素社会の実現に向け、SPERA水素TM技術の課題を取りまとめ、社会実装・実運用のための最適化・省エネ化に取り組んでいます。SPERA水素TM技術により常温・常圧での水素の輸送・貯蔵が可能となります。再生可能エネルギーを用いて製造した水素を当技術で運用することにより、CO2フリーなクリーンエネルギーの提供を可能にする、究極のエネルギーシステムの構築を目指しています。
私の所属する部署は主に地球環境プロジェクト事業本部内の関連部と協力し、風力発電や蓄電システムなどの再生可能エネルギー分野における設備の設計・建設から保守サービスまでを提供しています。顧客である再生可能エネルギー事業者を通して、世界的な潮流であるCO2排出削減に貢献し、社会にクリーンなエネルギーを届ける一翼を担っています。
私の部署は工事における安全管理を業務としていますが、当社の国内外の工事現場では様々な人々が働いています。彼・彼女らが毎日無事に仕事を終え、家族のもとに笑顔で帰ることが、ひいては我々のプラントが無事に完成することへとつながる。さらには、そのプラントは「皆が平等にエネルギーを得られる社会」を作る。そしてその社会で生活するために、また「皆が安全に帰る」ことに貢献する。私の仕事は、そんな仕事だと感じています。
産業と技術革新の基盤をつくろう
私が普段担当している電力・ガス業界の顧客は、脱炭素社会実現に向けた世界情勢の影響を強く受けており、水素やアンモニアを中心とした脱炭素技術導入に真剣に向き合っています。これまで社会を支えてきた産業基盤を更新する取り組みは当然容易ではありませんが、日々顧客とともに知恵を絞り、持続可能な新しい社会実現に貢献していきます。また、タンパク質源として期待される昆虫食にもスケールアップ力で取り組んでいきます。
災害被災地域での復興に関連するプラント建設に携わっています。最新技術の導入や既設トラブル事例を考慮した設計を通して、顧客の資産価値・生産効率向上を実現させることで、災害復興地域における産業発展に貢献しています。建設現場においては、最新デジタル技術の活用により現場状況を適切に把握することで不要な資材を最小限にしています。加えて発生した廃材を可能な限り再利用・資源回収することで、資源利用効率向上にも寄与しています。
新型コロナウイルスワクチン製造工場の建設に従事しています。産業と技術に革新をもたらすのは「ヒト」です。一刻も早くワクチン製造工場を完成させ、国産ワクチンの製造にバトンをつなぐことが、「ヒト」が新型コロナウイルス感染症に打ち克ち、産業と技術の革新を起こすことができる持続可能な社会の実現につながると信じています。
私は現在、より効率的で環境にも優しい医薬品製造を実現する連続生産技術を用いた新規事業開発に取り組んでいます。医薬業界における連続生産はまだ黎明期の技術であるため、当社がこれまで培ってきた多くの医薬品プラント建設実績やフロー合成技術の知見を活かして、この革新的な技術開発に挑戦することで、今後の医薬品開発の促進やSDGsの達成に貢献していきます。
気候変動に具体的な対策を
入社以来、法務部の担当者として、排ガス処理技術をはじめとする自社開発技術のライセンス提供や地球温暖化抑制技術に関する研究開発などについて主に契約面からサポートをしてきました。開発から実証に至るまでは多くの企業や政府機関と協同することが必要不可欠ですが、様々な利害関係者がいる中でも当社の権利が確保され「高品質な環境保全技術を提供する」という当社の目標と使命が達成されるよう支援していきます。
私は現在、環境セクションに所属し中東向けLNGプラントの建設プロジェクトに携わっています。LNGプラント建設工事において、気候変動の原因となる温室効果ガスの排出量を削減するための各種対策や排出管理方法を検討・実施することで、持続可能な社会の実現に向けた業務を行っています。