Project Lifecycle Engineering事業

Courtesy of Sakhalin Energy Investment Co., Ltd.

建設(Construction)

完成したパプア・ニューギニアのLNGプラント
写真提供:エクソンモービルPNG社

プラント建設とは工事遂行のための受入準備である現場の事前調査、水の確保、土地の造成、労働者キャンプの設営から始まります。その後、プラント建設における基礎工事、鉄骨およびコンクリート構造物の建設、そして配管・機器の設置、電気・制御システムの配線・保温・塗装等、プラントの完成までが建設工事です。建設工事が終了した後は、検査をし、試運転部隊に引き渡します。これらの建設各段階を安全、環境、品質、労務、資材といった観点から綿密に管理しながら進めていきます。

例えば、巨大プロジェクトの建設では、60カ国以上の国籍で120に及ぶ職種の、1日30,000人が遂行しました。 彼らが最大吊り荷重2,000tonクレーンをはじめ100台のクレーン群や無数の建設機械を駆使し、世界の数百社から購入した1,000万点の部品を輸送・加工・組み立てます。その舞台は極寒マイナス50℃のロシアから酷暑プラス50℃のカタールまで世界各地にわたります。

プロジェクト遂行フェーズの中でも最後になるため、設計・調達・その他の要因から予期せぬ課題が発生しますが、計画・管理技術の駆使と関係者の調和と協力で克服し、昇華して完成させます。忍耐と根気が要求される、しかしプロジェクトの最後の至高の達成感を味わえる業務の場でもあります。

安全に対する高い意識と無事故・無災害の実績

千代田が建設において最も大切にしていることは、安全にプロジェクトを遂行することです。豊富なプロジェクト遂行と実績により、様々な角度から現場における安全基準を定め、建設現場では関係者全員に必ず安全に対するトレーニングを行っています。こういった安全への高い意識によって、無事故・無災害の記録を更新しているプロジェクトもあり、顧客から高い評価を得ています。

様々な法規基準の適合

現場遂行にあたっては、現地建築法規・各地の労働・環境・安全・保健・衛生法規などを調査し・適合しながら進めます。千代田はこれらの法規のみならず、各国国営石油会社、メジャーオイル・カンパニー等顧客独自の技術仕様をはじめ、安全・環境の厳しい基準に合致しながら実績を積んできました。

多様な文化の尊重

現場では多様な国籍の人が時には何万人によってプロジェクトが遂行されます。異国の地での生活をするわけですから、千代田は多種多様な文化様式を尊重し、配慮した運営をしています。建設段階は、まさに多種多様の基準と人と文化が、世界中から集められた材料と部品を組み合わせ、ひとつの完成したプラントへと調和させ結晶させていく創造的な営みの段階であり、千代田はそういった多種多様な人種・文化を尊重しています。