千代田グループでは、事業遂行上のリスクに加えて火災・大地震や情報漏洩、コンプライアンス、海外でのテロなどへの危機管理対応に取り組んでいます。
BCP (Business Continuity Plan: 事業継続計画)とは、事業中断の原因となるさまざまなリスクを想定し、これらを未然に回避し、あるいは被害を受けても速やかに復旧される為の方針や行動手順を定めたものです。
千代田グループでは、「火災・地震などの自然災害」、「新型インフルエンザなどの疫病」、「テロ・紛争などの政治的な要因」など千代田グループに対して重大な影響を与える災害が発生し「事業継続を脅かす事態と判断する場合」には速やかにBCPを発動して、「人命第一」を基本理念に重要業務の最低限の継続を図り、事業の早期復旧に向けて取り組むと共に、被災した地域の復旧・復興支援を行い地域社会に貢献してまいります。
2015年度以降、国内グループ会社と共同でのBCP訓練を毎期実施しております。
首都圏で震度6強の直下型地震が発生した想定で、「リアルタイム型シミュレーション訓練*」を行いました。参加者全員が積極的に情報収集・整理・対応を行い、有意義な訓練となりました。訓練を通して発見された課題への対応を反映し、より実効的なBCPを目指して改定を行います。このBCP訓練は今後も毎年実施する予定です。
また、交通がストップしたことを想定した帰宅訓練、夜間に災害が発生することを想定した夜間BCP訓練なども行っています。
安否確認については、派遣社員を含めた全従業員を対象に定期的に実施しております。
*リアルタイム型シミュレーション訓練:
災害発生直後から数日以内に発生するイベント(被害報告、問合せなど)に関して、時系列に沿って外部から訓練参加者へ情報連絡や問合せがなされ、参加者はこれらの同時多発的に付与される様々な情報を整理し、状況判断や社内への指示などを検討する訓練。