LNG受入設備

From 3D model image

冷熱発電

一般的にLNGは-160℃から海水や空気によって、0℃以上に温められガスとなります。この時LNGの冷熱を冷たい海水や空気として自然界へ捨てずに、発電に利用する設備が冷熱発電です。
冷熱発電の方法は、気化したLNGを使用する直膨式と冷熱媒体を使用するランキンサイクル式があります。

図1に一般的なランキンサイクル式を示します。この設備は、LNGによって冷やして液体となった発電媒体をポンプで昇圧し、熱交換器で温めガス化することによって、高圧のガスを得ます。この高圧ガスを発電設備を通し、低圧のガスにすることによって、電力を得ます。発電設備を通した低圧ガスをLNGで冷却して液化し、再びポンプで昇圧し、循環させます。

弊社は発電冷媒に、より効率よく冷熱を利用できる混合冷媒を使用した施設の納入実績があります。また、温源にガスエンジンの排ガスを用いる複合発電システムの特許を国内で取得しております。このように、より省エネ化を求めて複雑化する受入基地の冷熱発電システムにおいて、弊社は実績を基に、お客様のご要望にお応えします。

図1:冷熱発電のイメージ図

図2:弊社特許のイメージ図

特徴

  1. 冷熱を自然界に逃さず、発電媒体に使用するので、冷熱を発電に有効利用できます。
  2. 弊社はこの設備の設計及び納入実績があり、独自の技術蓄積を用い、お客様の様々なご要望にお応えします。
  3. 省エネの為、より複雑化していく発電設備の中から、お客様のご要望にあった設備をご提案します。

適用可能な範囲

LNG受入基地全般