Project Lifecycle Engineering事業

Courtesy of Sakhalin Energy Investment Co., Ltd.

設計(Engineering)

千代田の設計業務は、専門技術を持つエンジニア達とEPC(設計・調達・建設)全体に亘ってマネジメントを図るプロジェクト・エンジニアの連携プレーとチームワークで進められます。基本設計(FEED)に基づいて、最上流のプロセス設計を起点とし、各種機器・電気設備・制御システムといった設備設計と、配管・土木・建築といった空間統合設計を同時並行的に進めるため、綿密なコミュニケーションが必要となります。設計初期の段階では、プラントの環境や安全への配慮、また運転・保守の容易性、建設の安全・施工性の要求を確実に設計に反映すべく注力して行います。時には建設地の自然条件(地盤、地形、地質、温度等)を考慮して設計を行う必要が生じます。千代田の実績と経験は、社内の知識データベースに集約されており、エンジニア達の技術の共有化・匠の伝承に寄与しています。信頼性向上プログラムの一環として、複数の分野に係わる技術項目について、全社的あるいはマクロな視点で複数の社内有識者による技術分野を横断した技術審議を行います。

エンジニアリング・ツール

プラント設計の青写真となる P&ID*、バーチャルに3次元で構築した 3Dプラントモデル、設備の最適配置を考えたプロットプランを i-PLANT-21(統合設計システム)を駆使して、各段階で Cold Eye Review*を行い調整し、設計を確定します。最新鋭のエンジニアリング・ツールの起用により、国外のエンジニアリングセンターとの連動業務も可能となります。

  • P&ID (Piping & Instrument Diagram):
    プラントを構成する機器、それを連結する配管やバルブ等を全てシンボルを使って表示したもの。
    Piping(配管)とInstrument(計装)の全ての基本要素を図示したもので、試運転準備やプラントの保守・保全を検討するための資料として広く活用される重要な図面。

  • Cold Eye Review:
    独立したレビューアーによる、設計内容、プロジェクト計画、遂行状況のレビューにより、潜在的な問題点を積極的に把握し、修正や追加アクションをとるReliability向上のプログラム。

インテンシブ・デザイン・レビュー

千代田は独自のプログラムとして設計終盤の段階で、当該プロジェクト関係者以外の上級エンジニア・社内知見者による設計照査会議を組織してエンジニアリングの検証と品質の照査を行い、最適なエンジニアリングを提供することに尽力しています。