蒸気エジェクター式熱交換器
LNG気化器やLPG・可燃性ガスの加温器として適用可能な、安全性・信頼性・経済性に極めて優れた熱交換器システムです。
住友精密工業(株)と千代田が共同開発し多くの実績を積み重ねてきたものです。
加熱源側を大気開放あるいは窒素微加圧状態の温水バスとし、スチームエジェクターを介して蒸気を温水に供給することにより熱源供給を図ると同時に、スチームエジェクターにより吸引される空気(窒素ガス)が温水を激しく攪拌することで熱交換伝熱性能を高めます。
コンクリートバス(温水バス)方式
既存のSMVと同等のコンクリート水槽を用います。
特徴
こちらの蒸気を利用した熱交換器システムを導入するメリットは下記のようなものがあります。
- 温水バス攪拌に対して、回転機械等の可動部がなくメンテナンスが容易
- 温水バス攪拌に対して、攪拌・循環動力が不要で省エネルギー
- 蒸気供給のみで熱源供給とバス攪拌が行われるため急速起動が可能
- 万一のプロセス側漏洩でも蒸気側への漏れ込みがなく安全性が高い
適用可能な範囲
スチーム生成設備のあるプラントに付帯したLPG/LPG 受入基地