2017年に完工した新ウランバートル国際空港
モンゴル民間航空局
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モンゴル国ウランバートル
P.C.
2017
モンゴル国の経済成長に大きく貢献する一大プロジェクト
本プロジェクトでは、モンゴル国の首都ウランバートル南約52キロメートルの大草原に、国際民間航空機関(International Civil Aviation Organization、ICAO)の基準を全て満たす新国際空港を建設しました。
近年、モンゴル国はその豊富な地下資源や畜産資源を背景に、海外からの渡航者も年々増えております。しかしながら、既存の首都空港であるチンギスハーン国際空港は、その立地により離着陸が一方向に限られ、気象条件によっては、航空機の離着陸が制限されております。
新空港の建設は、渡航者の受入拡大を可能にし、ひいてはモンゴル国の経済成長に大きく貢献する一大プロジェクトであることから、モンゴル国は本件に国家予算の10%超に匹敵する規模の予算を充当(2013年当時)し、日本の技術と資金を活用して実施することとなりました。
工事範囲には、約300万立方メートルの土を動かす土工事、大型機の離発着が可能な3,600メートル級滑走路の建設、及び年間200万人の乗降客が利用可能な35,300平方メートルの旅客ターミナルビルの建設に加え、ITシステム、管制システム及びハイドラント式給油システム等の国際空港に必要な殆ど全ての空港特殊設備の供給が含まれます。