SAF(持続可能な航空燃料)製造装置

顧客
出光興産株式会社
場所
出光興産株式会社の徳山事業所内(山口県周南市)
業務範囲
基本設計業務
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当社グループは、出光興産株式会社より、徳山事業所を対象としたSAF製造装置を導入するための基本設計業務を受注し、遂行しています。

 出光興産株式会社は、2030年までに本邦エアラインによる燃料使用量の10%をSAFに置き換えるという日本政府および航空業界の当初目標実現に向けて年間50万キロリットルのSAF国内供給体制の構築を目指しており、徳山事業所でHEFA技術を用いて、2028年度より年間25万キロリットルのSAF生産開始を目指している旨、発表を行っています。

 基本設計業務は、当社グループが昨年度実施した事業化調査(フィージビリティスタディ)業務に続くものです。当社グループは、70年以上に亘って研鑽を重ねてきた石油プラント等を中心とした技術力及び経験を活かし、SAF製造装置の実装と航空燃料の脱炭素化に協力できるよう積極的に対応していきます。

当社グループは、バイオ系燃料製造技術など、カーボンニュートラル社会の実現に向け、自社での技術開発等、多方面から事業に取り組んでいます。これらの事業を通じて、未来の技術の社会実装、ひいては持続可能な社会の発展に貢献していきます。

  • HEFA(Hydroprocessed Esters and Fatty Acids):植物油などを水素化処理して得られる水素化エステル・脂肪酸から SAF を製造する技術・プロセス。 SAF の国際規格「ASTM D7566 Annex2」として認証されている。

SAF製造装置の建設予定地である出光興産株式会社徳山事業所(写真中央)

参考

1. 出光興産株式会社による2024年8月2日付プレスリリース

徳山事業所における HEFA-SAF 製造プロジェクトの FEED 移行について 油脂等を原料とした年間 25 万 kL の SAF 生産開始(2028 年度)に向け前進

2. 昨年度において当社が出光興産株式会社から受注した、徳山事業所SAF製造装置導入基本設計業務に関する2024年12月20日プレスリリース

出光興産株式会社向け徳山事業所SAF製造装置導入基本設計業務
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