CO2メタネーション試験設備
- 顧客
- 株式会社INPEX
- 生産能力
- 約400Nm3—CO2/h
- 場所
- 新潟県長岡市
- 業務範囲
- 設計・調達・建設
- 完工年
- 2025年


CO2メタネーションシステムの実用化を目指して
メタネーション-ガスの脱炭素化の鍵となる技術
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、ガスについても脱炭素化の動きが加速しています。ガスの脱炭素化の技術にはいくつか選択肢がありますが、最も有望視されているのは、水素とCO2と反応させて、天然ガスの主な成分であるメタンを合成・製造するメタネーションです。現在の都市ガスの原料である天然ガスを合成メタンに置き換えることでガスの脱炭素化につながります。

世界最大級のCO2メタネーション
実証の試験設備
当社グループは、株式会社INPEXがNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)から採択された助成事業のもとで、大阪ガス株式会社と共同で実施している、ガスのカーボンニュートラル化に向けた「CO2メタネーションシステムの実用化を目指した技術開発事業の実証」にかかる試験設備の設計・調達・建設業務を遂行しています。本試験設備は、メタネーション、原料供給およびユーティリティーの設備等で構成され、INPEX長岡鉱場越路原プラントに接続される予定です。メタネーション設備の合成メタン(e-methane)製造能力は約400Nm3-CO2/hで、家庭用1万戸分に相当します。
当社グループは、本試験設備の建設を通して、メタネーション技術の早期の社会実装に貢献します。