グローバルな人財育成

エンジニアリングを通じた国際協力・人財育成

当社は関係国の人財育成にも力を注いでいます。従前より、一般財団法人JCCP国際石油・ガス・持続可能エネルギー協力機関(=以後JCCP)が企画、運営している研修に協力し、当社の持つ知識、経験を伝えています。またオマーン国とは「大学新卒エンジニアへの人財育成に関する覚書」を締結し、無事に初回研修を開催することができました。(下表参照)
オマーン国への研修は、今後も引き続き実施していきます。
また、2023年度より、COVID19感染防止の観点から一時中断していた、選抜若手エンジニアを日本に派遣してくださる顧客企業に対する特別な研修プログラムの提供、運営を再開しました。このプログラムでは、弊社の経験豊富なエンジニアから、参加者に対して専門知識を提供し、顧客のプラントの健全で安定的な運転についての理解を深め、また、最新のトピックスについて学び自社ビジネスの将来について考える機会としていただくものです。2024年度は、JCCP研修参加者100名、顧客企業の研修生50名に当社の研修プログラムに参加いただきました。
今後は、日本から講師を派遣し現地開催する研修や、当社が手掛けているプラント運転に関わるDX化や再生可能エネルギー分野に関する情報などについても積極的に発信するような研修の企画、運営も手掛けてゆく予定です。技術研修のみならず、互いの国の文化を尊重し、相手のニーズと当社のシーズをマッチングし、双方がより高い満足度を得られるプログラムを提供していきます。これからも引き続き、研修、人財育成プログラムへの参画を通じて、プロジェクト遂行国における人財育成と持続可能な産業基盤の整備に貢献していきます。

オマーン国向け研修集合写真

  

2024年3月期のJCCP協力依頼による研修参加者数

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実施内容参加者数実施場所開催方法
カーボンニュートラル(新燃料)とリーダーシップ20人千代田化工建設
子安リサーチパーク
実地研修
静機器の材料選定と腐食マネジメント
(材料損傷事例及びそのメカニズムと対策)
13人千代田化工建設本社実地研修
中東リーダーシップ研修及び日本企業との対話14人千代田化工建設
子安リサーチパーク
実地研修
静機器の信頼性向上
(材料損傷事例及びそのメカニズムと対策)
13人千代田化工建設本社実地研修
石油産業におけるプロジェクトマネジメント
(再生可能エネルギー時代におけるEPCの 挑戦課題)
14人千代田化工建設
子安リサーチパーク
実地研修
製油所のデジタルトランスフォーメーション13人千代田化工建設本社実地研修
製油所付帯発電設備の先端技術(発電技術概論)13人JCCP実地研修

  

2024年当社グループ特定企業研修

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対象国派遣元企業参加者数
サウジアラビアサウディ石油化学8人
オマーンOPAL10人
カタールQatarEnergy LNG12人
カタールQatarEnergy10人