学生の企業訪問受け入れ

NPO法人JUKEのジョブシャドウイングプログラムへの協力

日時

2023年8月19日 8:00~17:00

場所

グローバル本社

参加者

聖光学院高等学校:6名

プログラム

安全教育(ハーネスの着用、VR体験)
プラント内VR体験
水素、ライフサイエンスの事業説明
Plot Plan 演習
3Dモデルレビュー
AIプログラミング演習

ジョブシャドウイングとは、聖光学院の高校1年生と洗足学園の高校1~2年生の希望生徒が協力企業23~25社を訪問して実際の業務を体験するプログラムで、当社グループも2014年度から受け入れを継続しています。
本プログラムは特別なプログラムの提供ではなく、「リアルな仕事の観察・体験」や「従業員の方々との対話」を通じて、まずは、進路について、そして将来働くことへのイメージや自分はどのように働きたいのか、何のために働きたいのかといった自身の価値観について考えることを目的にしています。本プログラムを通じて、新たな気づきや価値 観に結びつけることを目的に、学生は各企業を訪問しています。

当社グループも、会社の雰囲気を身近に感じ、従業員とのコミュニケーションを通じて、エンジニアリング会社の理解浸透や 未来のエンジニア誕生に繋がることを目指し、社内各部のご協力を得て上記プログラムで本年度も開催いたしました。

朝8:15から早速プログラムを開始しました。

最初に、EPCを中心とした事業展開や当社グループの新たなビジネスセクターについて学び、その後、工事遂行にあたり最も大切な「安全」についてを体験を通じて学びました。
現場で実際に使用しているハーネスを着用し、プラント内で想定される事故をVRで体験し、安全の重要性を体感しました。
VRを通じた事故の体験から、安全がいかに重要かを認識していました。

ハーネスの装着に苦労する生徒たち
VR体験
最後はヘルメットをかぶって安全第一!

続いて水素事業部とプロジェクトGX協創部から、エネルギーについてみんなで考えました。
どうやってCO2を削減していくかを対話形式で考えたり、当社グループが取組む水素事業や大規模水電解システムについて紹介しました。
学校での実験に紐づけたわかりやすい事業の説明から、自身が具体的にどのような仕事を担当しているかについても話され、学生は興味深く聞いていました。

午後は業務体験建設現場の状況を理解するためのプログラムを3つ用意しました。
まずは、3チームに分かれてPlot Plan(2D)の演習を行いました。決まった条件の中で建設現場の状況を理解し、納期を守りながら機器を配置していく作業に、各チーム没頭していました。
条件の中で機器配置のベストプランを考えるためには、お互いの情報を伝え合うというコミュニケーションの重要性も学びました。
最後はそれぞれが考えたプランを発表し、従業員から見たベストワンを選定し、優勝チームが決まりました。

集中! 土地の状況、動線、環境への配慮、風向きなど様々な条件に対してチームワークで配置を考えます。
優勝チームです! 各チームで工夫し、それぞれ異なったベストプランを発表しました!
3Dモデルのプラント内をPCを操作しながら探索

次は、各自でPCを操作して、3Dモデルの体験を行いました。1つ前のレクチャーで2Dでの設計を体験したので、次のステップで3Dで表示されたプラント内を歩くことで、エンジニアリング会社の設計業務の流れを実際に体験しました。実際の図面と3Dの画面で見え方が異なるため、ポイントを探すのに苦戦しながらも、チームで取り組みました。

AIプログラミング

最後はAIプログラミング演習です。
アイスブレイクで、AIが精度を上げた未来の職業などについても一緒に討議しました。

人工知能についてのレクチャーを受けてから、実際に条件を選択して集合の精度を上げていくAIの顔認証システムを体験しました。学生たちは人工知能の精度について楽しみながら学んでいる様子でした。

全プログラムを無事終了して記念撮影!

今日1日の体験を通して、仕事のやりがい、なぜこの会社を選んだのかなどの質問から、学生時代にやってよかったこと、やっておくべきこと、嫌いな科目は仕事に必要かなど、学生らしい質問まで、スタッフの答えを真剣に聞いていました。
働くことに対するイメージも、当社グループのフレンドリーな社風がとてもよいと感じた。色々な経験をして将来について改めて考えていきたい。など、活発に感想を話してジョブシャドウイングを締めくくりました。

最後は、1階で参加した高校生たちの記念写真を撮り、終了しました。

学年や学校をまたいでの本プログラムは、学生にとっても良い交流になると感じました。
1日を通して、エンジニアリングは社会的な価値を残せる仕事だということ、グローバルに活躍できるということ、当社グループは技術と人財で勝負していることなど、スタッフもふんだんにアピールして魅力を伝えました。
学生の将来の選択肢の参考となり、未来のプラントエンジニアが誕生することを願って、今後も継続していければと思います。また、この場をお借りして、本プログラムにご協力くださった皆様にお礼申し上げます。