学生の企業訪問受け入れ
NPO法人JUKEのジョブシャドウイングプログラムへの協力
| 日時 | 2026年8月21日 8:00~16:30 |
|---|---|
| 場所 | 子安オフィス・リサーチパーク、グローバル本社 |
| 参加者 | 聖光学院高等学校 5名、洗足学園高等学校 1名 |
| プログラム | 千代田化工建設の事業説明 |
ジョブシャドウイングとは、高校1年生の希望生徒が協力企業23~25社を訪問して実際の業務を体験するプログラムです。当社はNPO法人JUKE と連携し、2014年度から高校生の受け入れを継続しています。
同プログラムでは、「リアルな仕事の観察・体験」や「社員の方々との対話」を通じて、進路について、そして将来働くことへのイメージや自分はどのように働きたいのか、何のために働きたいのかといった自身の価値観について考え、新たな気づきに結びつけることを目的に、学生が各企業を訪問しています。
多くの訪問先から、学生は自分の希望で訪問先を選定しますが、今年は当社を第一希望とする学生が多かったとのことでうれしい限りです。1人でも多くの学生に、社員とのコミュニケーションを通じて会社の雰囲気を身近に感じてもらい、エンジニアリング会社の業務への理解浸透や未来のエンジニア誕生に繋がることを目指し、社内各部のご協力を得て、今年度も高校生6名を受け入れました。
会社紹介・エネルギーについて考えよう

朝8:00から早速プログラム開始。
最初は、緊張している学生との対話も兼ねて、日本のエネルギー自給率や、LNGの特性などについてクイズ形式で紹介。
続いて当社事業の中の「エネルギー事業分野」と「ライフサイエンス事業分野」、そして「事業共創」について紹介しました。
また、工事遂行にあたり最も大切な「安全」についての心得を話した後、学生から事前に受領していた質問に回答しながら、リラックスして最初のプログラムを進めました。
研究所・ライフサイエンス・宇宙事業の取り組み紹介
まず、ライフサイエンス事業部の担当から、当社が取り組む植物バイオファウンドリ事業について紹介。葉っぱからタンパク質を製造する当社の挑戦をクイズ形式を取り入れながらわかりやすく当社の取組を説明しました。
続いて宇宙事業部の担当から、当社が取り組む宇宙事業について紹介。宇宙空間で必要な設備や宇宙での実験装置について説明を受けた後、実際に植物バイオ実証設備と、宇宙事業の設備内を見学しました。
設備に入る前にはしっかりと帽子、エプロン、マスクの装備を整え、タンパク質の元となるたばこの葉っぱの設備に潜入!宇宙の設備見学でも装備を整えることはもちろん、シャープペンシルなども芯の粉が装置に影響を与えることから持ち込み禁止です。実際に宇宙に持っていく設備を見てもらい、それぞれの設備の役割を説明しました。
次に、研究開発センターの担当から、研究開発センターで取り組んでいる ①大量の水素を安全に貯めて世界に届ける研究開発、②固体の吸収剤でCO₂を効率的に回収・分離する取り組みについて説明。研究開発からスケールアップ、商業化まで、パートナー企業と協業しながら社会実装に取り組んでいる内容について紹介しました。
講義の後、屋外の水素の実証プラントを見学。この設備でどのような実証実験を行ったか、またシンガポールの港湾での実証で使用した小型の水素モジュールについても説明がありました。最後に、燃焼排ガスからCO₂を回収している実証設備を見て、技術が形になるステップを学びました。

Plot Plan演習
午後は業務体験を通じてエンジニアリング会社の仕事への理解を深めるプログラムを用意しました。
まずは、プラント設計の基本となる「Plot Plan」(2D)の演習です。設備の配置を実際に考えてみることで、エンジニアリングの業務を経験。なぜ、Plot Planが必要なのか、その重要性を実際のプラント配置と重ねながら理解しました。
3チームに分かれて、決まった条件の中で建設現場の状況を理解し、納期を守りながら機器を配置していく作業に、各チーム没頭していました。機器配置のベストプランを考えるために、お互いの情報を伝え合うというコミュニケーションの重要性も学びました。

各チームで土地の状況、動線、環境への配慮、風向きなどさまざまな条件に対してチームワークで配置を考えて工夫し、それぞれ異なったベストプランを発表しました!
3Dモデルレビュー、AI画像認証プログラミング演習
次は、当社で取り組むO&M事業や、AIをどう活用しているかを説明した後、「3Dモデル」の体験を行いました。
3Dモデルのプラントの配管図面を見ながら、自分たちでパソコンを操作して、どうつながっているかを確認。Plot Plan演習では2Dでの設計を体験しましたが、3Dで表示された図面を見ることで、エンジニアリング会社の設計業務の流れを実際に体験してもらいました。
最後はAIプログラミング演習です。
人工知能についてのレクチャーを受けてから、実際に条件を選択して照合の精度を上げていくAIの画像認証システムを体験。
学生たちは、人工知能の精度について楽しみながら学んでいる様子でした。
1日を通してのまとめ
最後のまとめの時間では、学生から以下のような質問があり、社員の答えを真剣に聞いていました。
・仕事のやりがいは?
・学生の頃に不安などはあったか?
・学生のうちにできることは何か?
・人間関係や能力など、働くことにおいて重要なことは何か?
・仕事をする上で大切にしていることや、失敗した時や気持ちが落ち込んだ時にどのように乗り越えてきたか?
・予想される石油の枯渇問題や、メタンハイドレートなど様々な問題がある中で、エネルギー資源との関わり方はどのように変わっていくと考えるか?
・エネルギー資源に関して、何に重点的に取り組んでいるか?
学生の感想(一部抜粋)
実際に訪問したことで社会人は日中にどのようなことをしているか、また企業で働くというのはどのようなことかを見て、感じることができました。
特に貴社では世界だけでなく宇宙のことや、エネルギープラント以外にもライフサイエンスの事業など、とても幅広い分野をカバーしているといことに驚きました。
社員の皆様と話したこともたくさんの学びがあったので、今後に活かしていきたいと思います。
今回の訪問で、今まで体験したことない貴重な経験をさせていただきました。
脱炭素や宇宙事業、ライフサイエンスなどの研究開発の現場を見学させていただいた事により、貴社の「社会の"かなえたい"を共創する」という理念をより深く理解することができました。
また、社員の方々との交流で貴社の働きやすいシステムや多様な社員による職場環境についても知ることができました。
グループワークも全員で業務を体験でき、とても楽しむことができました。
自分の興味のある分野を実際に現場で体験できる事は本当に貴重で楽しい体験でした。
先日のジョブシャドウイングで貴社に訪問させていただき、ありがとうございました。
実際に会社の中で様々な作業をしたり、社会人の方々と話したりするという、これまでにない貴重な体験ができ、非常に勉強になりました。
特に、研究者を目指す身として、研究者の方々が実際に楽しそうに会社で働く姿を見ることが出来たのは、とても感動しました。
質問にも、丁寧にお答えして頂けて嬉しかったです。
訪問前は、プラントがどのように建てられているのか知りませんでしたが、今回、貴社を訪問させていただいたなかで、ガスなどのインフラを建てるということに多くの人が関わっており、自由にガスや電気が使えるということの凄さに改めて気づくことが出来ました。
今後は、本日の経験を活かして、自身も節電やSDGsに取り組んでいきたいと思います。
今回の経験が学生の皆さんの将来の選択肢の参考となり、未来のプラントエンジニアが誕生することを願って、今後も活動を継続していければと思います。
また、この場をお借りして、本プログラムにご協力くださった皆様にお礼申し上げます。