知財・無形資産への取り組み
基本的な考え方
当社グループは、自社の知的財産を競争優位性の源泉と捉え、適切に保護・維持します。また、当社グループは、他者の知的財産についても、所有者の権利を侵害することなく、適切に取り扱います。
知財・無形資産戦略
当社の知財・無形資産は、主にリレーション、データ、技術/ノウハウ、ブランドで構成されています。これらは個別に存在するものでなく、「知財・無形資産サイクル」として相互に連関しながら、継続的に価値を創出しています。 知財・無形資産戦略においては、このサイクルを前提として、現在保有している各資産の状況を把握するとともに、将来の事業展開において必要不可欠な要素や差別化の源泉となる資産を特定します。そのうえで、必要な資産の獲得・強化に向けた施策を検討し、適切なリソース配分のもと、段階的に施策を推進します。

- お客様や事業パートナーとのリレーションを通じた価値提供・協働の中で、事業競争力につながるデータが適切に蓄積されます。
- データをもとにビジネスを展開する中で得られる知見を再現性のある技術/ノウハウにまで高度化し、競争優位性の源泉に昇華します。
- 技術/ノウハウを活用した価値提供を行う中で、品質や信頼性に対する高い評価を得て、それらが当社の強みとして認識されることで、ブランドとして確立されていきます。
- ブランドの確立により当社の強みや信頼性が広く認識されることで、新たなお客様や事業パートナーとの接点・協業機会が拡大し、新たなリレーションが構築されていきます。
Chiyoda's Technology Landscape
当社グループの重要な知財・無形資産の1つが"技術"です。技術を活用した価値創造を目的に、技術の形式知化とマッピングを行ったChiyoda's Technology Landscapeが整備されています。 当社グループは総合エンジニアリング会社として、社内外の技術を組み合わせたシステム(例えばプラント)を社会実装してきました。その中で、多くの技術が蓄積されています。蓄積してきた技術には、①Own Technology(自社保有技術)と②Key Capability(他社保有技術、ライセンス供与を受ける等で当社グループが習熟)があります。これらに、③社外Key Technology(他社保有技術、当社グループが今後習得)を加えた3つに類型化し、さらに事業分野にマッピングしたものをChiyoda's Technology Landscapeとして社内で共有しています。この共通理解をベースに、顧客へのソリューション提案、他社との共創スキームの構築、技術開発戦略の立案等、技術を活用した価値創造を推進しています。

組織・体制
経営戦略を取りまとめる経営企画部傘下の知財セクションが経営戦略に沿った知財・無形資産戦略を策定・実行を担っています。
具体的には、IPランドスケープの手法も用いて、当社グループが志向する新規事業に関して自社および他社の知財情報を可視化・整理し、当社グループが開発すべき技術やパートナリングすべき技術の同定に貢献しています。
また、各事業・技術本部の知財管理担当者と連携して、発明の抽出、保有する特許ポートフォリオの整理に取り組むとともに、他社の知的財産を侵害するトラブルを未然に防止するため、事業を展開する前に十分な知財調査を行っています。
さらに、バリュー・イノベーション推進部に対しては、スタートアップ企業への出資に際しての知財デューデリジェンス(知財DD)や、社内起業プログラムで採択された新規事業について知財戦略の構築を行っています。
