1BD合成燃料実証設備
- 顧客
- ENEOS株式会社
- 生産能力
- 日量1バレル(小規模実証)
- 場所
- ENEOS株式会社
中央研究所内 - 業務範囲
- 設計・調達・建設
- 完工年
- 2024年


合成燃料製造技術の早期確立を目指して
合成燃料―カーボンニュートラルに貢献する次世代エネルギー
合成燃料(e-fuel)は、再生可能エネルギー由来の水素(グリーン水素)と発電所や工場などから排出されたCO2を合成して製造される燃料です。合成燃料は製造時にCO2を原料として使用することから、利用時のCO2排出量を製造工程で相殺することができるため、製品ライフサイクルにおいてCO2排出量を抑えることが出来ます。また、体積・重量あたりのエネルギー量が大きく、既存の石油製品に非常に近い成分で構成されているため、既存のインフラをそのまま活用できます。こうした利点を有していることから、カーボンニュートラルに貢献する次世代エネルギーとして注目が高まっています。
製造プロセスの早期技術確立に向けて
ENEOS株式会社がNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)のGI(グリーンイノベーション)基金事業に採択された事業のもとで、水素とCO2を原料とした合成燃料製造プロセスの早期技術確立を目的とした1BD(日量1バレル)実証プラントの建設を完工しました。本小規模実証プラントは、将来の社会実装時における合成燃料コストの低減を目指し、液体燃料の収率を80%以上に向上させるための要素技術評価と合成燃料の一貫製造実証を目的とするものです。 当社グループは、本プロジェクトの遂行を通して、合成燃料製造技術の早期の社会実装に貢献します。
合成燃料製造実証プラントの全体像
(提供)ENEOS株式会社
