ワクチン原薬製造設備
- 顧客
- 塩野義製薬株式会社
- 場所
- 岐阜県揖斐郡池田町
株式会社UNIGEN岐阜工場内 - 業務範囲
- 設計・調達・建設・バリデーション
- 完工年
- 2023年


国産ワクチンの商用生産体制を構築
国産ワクチン供給という社会的な意義の高い国家プロジェクト
本プロジェクトは、塩野義製薬株式会社のグループ会社が有するBEVS(Baculovirus Expression Vector System:昆虫細胞などを用いたタンパク発現技術)を活用した遺伝子組み換えタンパク質によるワクチン原薬の商用生産体制を構築するものです。輸入に依存してきた日本のワクチン供給体制に対し、国産ワクチンの製造設備を新たに構築するという社会的な意義の高い国家プロジェクトです。
医薬品分野での豊富な実績を活かして
当社グループは医薬品プラント建設において60年以上、630件超の実績を有しています。こうした実績を活かして、2023年1月に塩野義製薬株式会社向けのワクチン原薬製造設備を完工しました。最も急がれた製造ライン1系列目は2020年8月の着工後わずか8カ月の超短納期での完工を達成し、続く2系列目および付帯設備も納期通りに完工、当社グループの技術力、プロジェクト遂行管理力が大いに発揮されました。
実績の横展開
今後は、本プロジェクトの実績を横展開して、拡大するバイオ医薬品分野や次世代医薬品である細胞治療薬・再生医療分野やバイオインダストリーへの展開を進めていきます。