LNGプラント(米国 フリーポートLNG)

顧客
第1、2系列:FLNG Liquefaction, LLC / FLNG Liquefaction 2, LLC (Operator)、
第3系列:FLNG Liquefaction 3, LLC
生産能力
年産464万トン x3系列
場所
米国テキサス州フリーポート市
業務範囲
設計・調達・建設
完工年
2020年
地図画像
メイン画像
Courtesy of Freeport LNG Development, L.P.

日本のエネルギー資源の安定確保とCO2排出量削減に寄与

本プロジェクトは、米国テキサス州フリーポート近郊のカンターナ島にある既設LNG輸入ターミナルの既設設備を有効活用し、年産1,390万トン規模のLNG液化設備3系列を新設し、輸出ターミナルへと転用するものです。

プロジェクト期間を通して、未曽有の長雨、大型ハリケーン・ハービーの襲来、熟練労働者のひっ迫等数々の困難に見舞われましたが、プロジェクトの遂行体制を強化し、2020年に全系列で商業運転を開始、完工しました。

カーボンニュートラルの実現に向けて、今後のLNGプラントの開発コンセプトとして、CO2排出量を削減するCleaner LNGの重要性が高まることが見込まれます。本プロジェクトは、ガス冷却装置に、従来のガスタービン駆動式でなく、世界最大級の電動モーター駆動式(E-Drive)を導入することで、操業時のCO2排出量を48%削減しています。

本プロジェクトで生産されたLNGは全量を大阪ガス株式会社と株式会社JERAが引き取ります。米国本土から日本向けに長期契約に基づくLNG輸出は本プロジェクトが初めてとなります。日本のエネルギー資源の安定確保に寄与するとともに、日本のエネルギー政策の着実な遂行にも貢献します。

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