LNGプラント(インドネシア タングーLNG 第3系列)

顧客
BP Berau Ltd.
生産能力
年産380万トン
場所
インドネシア西パプア州
業務範囲
設計・調達・建設
完工年
2023年
地図画像
メイン画像
Courtesy of BP Berau Ltd.

インドネシア・日本のエネルギー安定供給に貢献

遡ること1994年、インドネシアの首都ジャカルタから約3,000km離れた西パプア州の湾内に、良質なガス田が発見されました。回収可能な天然ガスの可採埋蔵量は15TCF(Trillion Cubic Feet)以上。1TCFは100万トンのLNGを20年にわたって供給できる量です。当時のスハルト・インドネシア大統領はそのガス田を「タングー(インドネシア語で「力強い」の意)」と命名しました。

本プロジェクトは、タングーLNGプラントの拡張で、年産380万トンのLNGを生産する液化設備第3系列の増設および上流ガス陸上受入設備、LNG・コンデンセート積み込み用の桟橋、追加のボイルオフガス回収施設などが含まれています。当社グループは、1983年からインドネシア国営石油会社ペルタミナ社向けボンタンLNGプロジェクト、アルンLNGプロジェクトをはじめ、インドネシアで数多くの案件を手掛けてきました。その実績が評価され、当社グループは2016年に本プロジェクトを受注、顧客、パートナーとOne teamで遂行し、新型コロナ感染症の影響など数々の困難を克服して2023年に完工しました。

液化設備第3系列の完工により、タングーにおけるLNG生産量は年間760万トンから年間1,140万トンまで増加します。増産される年産380万トンのうち、最大で年間約280万トンがインドネシア国営電力会社PT PLN、最大で年間約100万トンは関西電力株式会社に供給され、今後も増加が予想されるインドネシアのエネルギー需要を支えるとともに、日本へのエネルギー安定供給に貢献します。

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