Chiyoda Mitsubishi Joint Venture

フィリピン新ボホール空港

顧客:

フィリピン共和国運輸省

場所:

フィリピン共和国ボホール州パングラオ島

業務範囲:

P.C.

完工年:

2018

    

国際基準を満たし、安全で、かつ、将来の旅客増加に対応した環境配慮型空港

本プロジェクトは、フィリピン中部ボホール州パングラオ島に、国際基準を満たし、安全で、かつ、将来の旅客増加に対応可能な新空港を国際協力機構(JICA)による円借款事業として建設しました。

フィリピンは7,000余りの島々からなる島嶼国であり、航空輸送が重要な移動手段となっています。近年、同国の旅客輸送量は大幅な伸びを示しており、航空需要が急増しております。ボホール州タグビララン市の既存空港の拡張は、環境社会面の問題等から困難な状況であり、新空港を建設することとなりました。

新空港の建設には、2,500メートルの滑走路、年間340万人(2030年の予想旅客数)の旅客に対応可能なターミナルビル及び空港特殊設備(旅客荷物搬送設備、航空地上照明、空港ナビゲーション設備、セキュリティ設備等)が含まれています。ダイビングで有名なリゾート地の空港に相応しく、ターミナルビル屋根の波型の設計、ならびに空港内に豊富な造園・植樹を採用、また、「エコ・エアポート」のコンセプトの下、日本の優れた環境技術を活用して、太陽光発電システムの配備や、LED照明、高効率空調システムの設置など、環境に配慮した新空港を建設しました。

三菱商事株式会社と千代田が共同遂行する空港建設案件としては、モンゴル新ウランバートル国際空港に続き2件目となります。