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plantOS® ver.3を発表 ― ポストEPCのポートフォリオを単一のプラント価値向上ソリューションへ統合 ―
千代田化工建設株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:太田光治、以下「当社」)は、操業・保全(O&M)ソリューションプラットフォームの最新版 plantOS ver.3 の提供を開始します。ver.3は、当社がこれまで提供してきたポストEPC(EPC以降)の各種サービスを単一のソリューション「plantOS」へ統合し、O&Mフェーズにおけるプラント価値向上ソリューションとして、プラントオーナーが保有設備の価値を維持・向上させることを支援します。

多くのプラントが当初の設計寿命を超えて稼働する中、原料性状の変動、環境規制の強化、熟練エンジニアの減少が進んでいます。一方で、急速に成熟するAIは、長年蓄積されたプラントデータとエンジニアリングの知見を、より迅速かつ安全で的確な意思決定へ活用する新たな可能性が広がっています。plantOS ver.3は、データ量ではなく設備そのものへの確かな知見に立脚し、この好機を捉えます。
これまで個別に調達・管理されてきたEPC以降のサービスを、一つのソリューションplantOS ver.3に集約し、相互に補完する以下の3つを柱として体系化します。
■エンジニアリングサービス:当社の豊富なEPCの実績をもとに、プラントの計画・設計から運転保守、定修、日常保全まで、プラントライフサイクル全体を通じて統合的に支援します。
■信頼性向上サービス:独自の診断パッケージと専門エンジニアの知見を組み合わせ、プラント設備の劣化評価から実行可能な改善策の提案、現場での実装支援までを一貫して提供します。
■高度プラントデジタル化サービス:設計情報・運転データ・保全記録を統合したデジタルツインとAIを活用し、運転効率の向上と異常予知を実現するとともに、プラントの自律運転に向けた段階的な高度化を支援します。
その中核を担うプラントデジタルツイン®は、単なる3Dビューアではなく、ライフサイクル全体にわたってプラントデータを管理するベンダーニュートラルなプラットフォームです。3D・プロセスデジタルツインプラットフォーム、IoT、保全管理(EAM)・検査データ管理(IDMS)、ロボティクス・ドローン、データ統合・コンテキスト化基盤に加え、EFEXIS®(AIプロセス最適化エンジン)によるAI駆動の最適化を提供し、運転員がデータを速く理解し的確に行動できるようにします。
ver.3の重要な方向性は、生成AIおよびエージェントAI※1による包括的なAI機能の統合です。plantOSのパートナーやEFEXISが提供する複数の専門AIエージェントを、共通のプラントライフサイクルデータ基盤の上で連携させ、診断・予測・推奨を協調的に実行します。当社は、長年にわたるエンジニアリングの経験と知見に立脚し、AIの判断の信頼性を段階的に検証・確立しながら、安心・安全な完全自律運転の実現を目指します。
plantOS ver.3を貫く原則は「まず現状診断ありき」です。AL-Dr.s※2を通じて資産の現状をエンジニアリングに根ざして診断・評価し、技術ありきではなく真の必要性に基づいて最適なサービスを導きます。プラント価値向上の根底には、当社が名付けた「Business Safety(事業安全)」という目的があります。Business Safetyとは、日常のO&Mおよび定修におけるリスクを体系的に制御し、人・設備・環境・事業継続に害を及ぼすことなく生産・保全の目標を継続的に達成できる能力です。plantOS ver.3は、人の安全(Human Safety)、設備・場所の安全(Area Safety)、無形資産の安全(Intelligence Safety)の3領域すべてを守ります。
当社のパーパスである「社会の"かなえたい"を共創(エンジニアリング)する」のもと、これらの事業を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
- エージェントAI(Agentic AI)とは、タスクを計画・遂行し、相互に連携し、共有データに基づいて行動できる自律的なソフトウェアエージェントから構成されるAIシステムを指します。いずれも特定の人の監督のもとで動作します。
- AL-Dr.s(Asset Lifecycle Doctors、資産のライフサイクルを診る「医師」の意)は、資産の状態を診断し、最適な対応策を処方する、当社のエンジニアリングに根ざした現状診断のアプローチです。
参考:千代田化工建設プレスリリース 2023年9月4日付(plantOS提供開始)
https://www.chiyodacorp.com/jp/media/assets/230904.pdf