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水素社会の実現に向けて「大規模水素貯蔵・輸送システム」の実証に成功

インフォメーション2013年5月31日

2013年5月31日

当社は、子安オフィス・リサーチパークにて実施していた有機ケミカルハイドライド法による「大規模水素貯蔵・輸送システム」の実証試験で所期の性能を確認することができましたので、お知らせいたします。

今回の実証試験は、トルエンに水素を固定(水素化反応)させ、メチルシクロヘキサン(常温常圧の液体)に変換して貯蔵・輸送し、当社が開発した脱水素触媒を用いて、このメチルシクロヘキサンから、再び水素として取り出し(脱水素反応)、供給するシステムを対象としたものです。LNGや液化水素などのような極低温技術を必要とせず、通常の石油タンクやタンカーを利用できる一連の工程を「大規模水素貯蔵・輸送システム」として確立することで、これまで困難とされてきた水素の大量輸送や長期貯蔵が、商業ベースで可能であることを実証できました。

今後、当社は「SPERA水素」(「スペラ」 ラテン語で「希望せよ」という意味を持つ言葉)の愛称のもと、水素供給事業実現を目指してまいります。

詳しくは当社ホームページの「テクノロジー」の「SPERA水素 千代田の水素供給事業」をご参照ください。