EPCとPLE

「連鎖」するスキルと経験、「連動」する専門分野と要素技術。

プラントの設計(Engineering)、調達(Procurement)、建設(Construction)の3フェーズを総称してEPC事業と呼びます。エンジニアリング会社は、このEPC遂行能力をサービスとして顧客に提供しています。

まず顧客の要望を満たす設計を行い、それを実現できる様々な要素技術を世界中から調達し、最適に組み合わせます。そして、品質・コスト・スケジュールに沿って何万点にも及ぶ機器を組み合わせることでプラントを創り上げていきます。つまり、EPC遂行能力がプロジェクト成功の大きな要素になるのです。

営業

会社の存続を左右する「契約」に直結する仕事です。既存プラントの改造、新規プラントの計画、当社技術の売り込み、入札案件など顧客に対してアプローチします。そして、背景にある世界情勢(政治・経済・文化)等も含めた情報収集・分析を通じて、効果的な営業戦略を立案し、顧客の評価を得て契約に至ります。顧客にとって最適な契約スキームを立案・提案するには顧客と良好な関係を構築し、ニーズを的確に掴み応えていくことが重要です。
契約後、EPC遂行が開始されます。

営業
基本設計

プロセス設計を基に、プラントに必要なすべての機器類の配置を決める、顧客の要望を実現するために極めて重要なステージです。プラント建設地の環境で、土木、配管、機器、電気・制御システムなどが機能的に構成されるよう設計し、プラント全体の最適化を目指します。プラント全体の流れを決定づけることから、あらゆる面からの調査や検討を通じて先端の技術が集約されます。基本設計のミスは、後工程に大きく影響するため、経験に加えて現地のノウハウの蓄積が重要となります。

基本設計
詳細設計

プラントのレイアウトに基づき、土木、機器、配管、電気、計装などの仕様を決めるステージです。建設地の自然条件やプラントの操業条件を検討した上で、高い安全性や生産効率の実現を目指します。各設計部署や世界各地の協力会社との連携に加え、調達部門へ膨大な種類の機器や資材の仕様を的確に伝えることも重要です。

詳細設計
調達

当社が構築した世界規模のネットワークを活用して、機器や資材の発注・購買、製作状況の確認、完成品の建設現場への輸送を行います。調達は、プロジェクトに掛かるコストのうち約50%を占めており、品質・スケジュールにも大きく影響します。そのため、機器資材メーカー(ベンダー)の選定や、仕様の詳細や購入価格などを巡る交渉の成否が、プロジェクト成功のカギの一つです。

調達
建設・試運転

購入した機器や資材の搬入進捗度を注視しながら、建設業務に従事する作業員を手配し、建設工事を開始します。土木の基礎工事、建築、機器据付け、配管、電気、計装などの全工程で、安全・品質・スケジュール・労務・資材などの管理を行います。大型プロジェクトでは作業員が4万人を超えることもあり、顧客との主契約会社として、多国籍・多言語・多文化のチームを統率する力が問われます。プラント完成後は試運転が行われ、契約書に定めた性能確認の後、顧客へ引き渡します。

建設・試運転
運転支援・保全

プラントの円滑な運転を支援し、安全性を確保する保全(メンテナンス)業務です。プラントを安全に運転するためには、日常保全から大規模な定期修繕工事などが必要不可欠です。プラントの改修や生産能力を増強する際には、各種検査やデータ分析を通じて得られた情報を基に、知識と経験に裏づけられた診断力と技術力を以って、最善の方法を顧客へ提案します。

保全

顧客との長期的な関係を構築。

高まり続ける環境問題への関心や、さらに激化する国際競争を背景に、「プラントの安全性と効率性の劣化を防止したい。生産能力を高めて長期間運転を続けたい。廃棄コストを可能な限り抑制したい。」という顧客の要望も強くなっています。このニーズに応えるのが、下図のようにプラントのライフサイクルの全過程に対して支援を行う「プロジェクト・ライフサイクル・エンジニアリング(PLE)」です。

顧客との長期的に良好な関係を築き、信頼関係を育むことができるほか、顧客の持続的な発展に寄与することが可能となります。またEPC事業と比較し、長期的に安定して収益を上げることもできます。さらに、最近ではAIを使用したプラントの生産効率改善サービスを提供しています。

Project Lifecycle Engineering