
当社グループは、創業以来、総合エンジニアリング企業としての使命を背負い「技術による社会への奉仕」をスローガンに掲げ、技術の力で社会を支えるインフラの構築に携わってまいりました。時代の変化を着実に捉え、当社グループが持つ技術力、統合力、課題解決力といった能力を生かし、社会・顧客・パートナーと共創することで、様々な社会課題を解決していくことが当社のパーパス「社会の“かなえたい”を共創(エンジニアリング)する」(Enriching Society through Engineering Value)です。
当社グループを取り巻く事業環境は、地政学リスク、気候変動、人口動態の変化、劇的な技術革新などのメガトレンドの影響を受け、事業機会も多様化しています。これまで、既存事業での着実な案件遂行による収益の確保と、新規事業の開発・促進を両輪として基盤づくりに取り組んでまいりましたが、これらの環境変化も踏まえ、さらに取り組みを深化・多様化していく必要があると考えています。
これらを踏まえ、2025年度からの3年間は、収益の安定化・多様化を根付かせると同時に、将来に向けた成長の道筋を確実につける重要な期間として位置付けます。事業環境が大きく変化する中、さまざまな社会課題に対峙するためには当社の強みをさらに伸長させ、変革に適応していくことが重要ですが、その実現に向けたキードライバーとなるのは人財です。人財育成にこれまで以上に注力し、エンジニアリング会社として分厚い中核人財層を持つことを目指して参ります。
これまで培ってきたエンジニアリング力を核として、時代の変化に応じたソリューションを提供し続けることが私たちの使命と考えています。パーパスの体現を通じて社会価値を創出し、人と地球の持続的で豊かな未来の実現に貢献すると同時に、当社グループとしての企業価値向上に向けてしっかりと歩んで参ります。
今後共一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長 太田 光治