学生時代、バイオマスからのエネルギー回収技術について研究を行っていたことから、エネルギーと環境の両面から社会を支える仕事がしたいと考えていました。加えて、研究では高効率な結果を得る方法を考え、それを検証するための装置を製作し、運転する過程に面白さを感じており、プラントという大きなスケールでその過程を体感したいと考え、エンジニアリング業界を志望しました。
CHIYODAを選んだ理由は、LNGのみならず、水素やバイオ燃料といった、将来のエネルギー社会を見据えた取り組みを行っている点に魅力を感じたことです。さらには、選考中にお会いした先輩社員から感じた、自由で生き生きとした雰囲気も魅力的でした。

- 化学系
技術開発部
2016年入社 環境科学研究科
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未だ商業化されていない技術のプロセス構築および設計を行う、プロセス開発セクションに所属し、顧客または自社の新規技術のスケールアップ検討や、概念設計、および開発型プロジェクトのEPC(設計・調達・建設)を行っています。
私は現在、CHIYODA保有技術である、SPERA水素(水素貯蔵・輸送技術)のプロセス設計業務を担当しています。本技術は、水素を常温・常圧で液体に変換し、大規模な輸送を可能にすることで、水素エネルギーの利用普及に貢献する技術です。私は、槽や熱交換器といった機器類の仕様を決定したり、プロセス全体の流れを記載したプロセスフロー図面の作成等を行っています。私たちが行う基本設計は、その後の工程に大きく影響を与える点に、責任感とやりがいを感じています。
技術をプラントの形で具現化し、それが社会の発展に貢献するという点がCHIYODAで働く醍醐味であると感じています。入社2年目の時、顧客のラボ技術をプラントのシミュレーションモデルとして具現化する業務を担当しました。実験結果と技術的知見を元に何度も議論を重ねて、プロセスを構築し、最終的に顧客からご承認を受けるまでの経験は印象的でした。その際、先輩方の技術力の高さを目の当たりにし、自分も早く業務遂行力を身につけ、技術を具現化する経験を積みたいと思いました。このように、CHIYODAはこれまで蓄積された技術的知見を元に、顧客技術の商業化をサポートする機能も担っているので、大型のEPC(設計・調達・建設)プロジェクトの遂行以外でも、社会の発展に寄与できる場面は多くあります。

目下の目標は、プロセスエンジニアとしての業務を習得し、チームへの貢献度を高めることです。周りには親身にご指導いただける先輩方が多く、日々先輩方から知識や業務遂行方法について学んでいます。将来的な目標は、新しいエネルギー供給を担う技術を確立し、自らが設計に携わったプラントが稼動する瞬間に立ち会うことです。将来の日本や世界が求めるエネルギー技術の実現に貢献したいと考えています。