就職活動をするにあたり、「人生の記憶に残る規模が大きな仕事がしたい」という思いを持っていました。始めた当初はエンジ業界の存在は知りませんでしたが、大学で行われた説明会にてエンジニアリング業界を知り、その魅力に直ぐに取りつかれました。特に印象に残っているのはプラントの『ファーストドロップ』についての話を聞いた事です。我々の手がける大規模プラントの仕事では、毎日様々な壁にぶつかります。特に現場で仕事をしていると問題が無い日がありません。その様な多くの壁を一人の力ではなく各分野のプロフェッショナルが英知を結集して解決していきます。そして長い年月をかけて出来たプラントから生産される製品の最初の一滴を『ファーストドロップ』と言います。それは関わった全ての人が必死でかいた汗の結晶です。そしてそれが実際に出た時には今までの苦労も忘れ、関係者(顧客・下請業者など)と国籍も関係なく喜びを分かち合い、さらには感極まって涙を流す人もいるというのです。それからの私はエンジニアリング業界に入って『プラントのファーストドロップを見たい』、またはそれと同等の感動を味わいたいと強く思うようになりました。
エンジニアリング業界の先輩方は生き生きとしていて、目が輝いていた事を今でも覚えています。それは強く記憶に残る印象深い仕事なのだという事を裏付けていました。そしてエンジニアリング業界の中でも千代田化工建設の先輩方が一番生き生きとしていて、楽しそうにしていた事が入社の決め手でした。今では就職活動中にエンジニアリング業界を知る事が出来て本当に嬉しく思っています。