社員紹介

高橋 庸輔
  • 電気系

高橋 庸輔

電気・スマートグリッド設計部

2011年入社 理工学部・電子工学科

career path
2011年

電気システム部へ配属後、オーストラリア向けLNGプラント 基本設計の電気設備設計を担当

サウジアラビア向け製油所にて現場研修 電気⼯事を担当
2012年

オーストラリア向け洋上LNGプラント 基本設計の電気設備設計を担当

2014年

エクアドル向け製油所電気設備 積算業務を担当

2015年

カタール向け製油所 現場へ電気設備の試運転主担当エンジニアとして赴任

2017年

オーストラリア向けLNGプラント 電気システム解析計算を担当

2018年

アメリカ向けLNGプラント 現場へ電気エンジニアとして赴任

2020年

アメリカ向けLNGプラント EPC業務の電気設計(主にPackage Substation)を担当

2021年

カタール向けLNGプラント EPC業務の電気設計をALE(Assistant Lead Engineer)として担当

入社を決めた理由は?

就職活動をするにあたり、「人生の記憶に残る規模が大きな仕事がしたい」という思いを持っていました。始めた当初はエンジ業界の存在は知りませんでしたが、大学で行われた説明会にてエンジニアリング業界を知り、その魅力に直ぐに取りつかれました。特に印象に残っているのはプラントの『ファーストドロップ』についての話を聞いた事です。我々の手がける大規模プラントの仕事では、毎日様々な壁にぶつかります。特に現場で仕事をしていると問題が無い日がありません。その様な多くの壁を一人の力ではなく各分野のプロフェッショナルが英知を結集して解決していきます。そして長い年月をかけて出来たプラントから生産される製品の最初の一滴を『ファーストドロップ』と言います。それは関わった全ての人が必死でかいた汗の結晶です。そしてそれが実際に出た時には今までの苦労も忘れ、関係者(顧客・下請業者など)と国籍も関係なく喜びを分かち合い、さらには感極まって涙を流す人もいるというのです。それからの私はエンジニアリング業界に入って『プラントのファーストドロップを見たい』、またはそれと同等の感動を味わいたいと強く思うようになりました。

エンジニアリング業界の先輩方は生き生きとしていて、目が輝いていた事を今でも覚えています。それは強く記憶に残る印象深い仕事なのだという事を裏付けていました。そしてエンジニアリング業界の中でも千代田化工建設の先輩方が一番生き生きとしていて、楽しそうにしていた事が入社の決め手でした。今では就職活動中にエンジニアリング業界を知る事が出来て本当に嬉しく思っています。

現在の仕事内容

私が所属する電気・スマートグリッド設計部は、プラントの動力源である”電気”を安全に供給するため、発電・送電・配電システムの設計・調達・建設する部署です。
2021年2月に受注が決まってから、カタール向け大型LNGプラントの電気設計をAssistant Lead Engineerとして遂行しています。
現在の主な仕事内容は次の3点です。
 1. 設計スケジュール、進捗管理、予算管理、上司や経営層への報告など、遂行における管理業務
 2. 顧客・JV(共同事業体)パートナー・関連各部との調整業務
 3. チームメンバーへの作業指示、作業内容の確認及び指導

これまでは一担当エンジニアとして複数のJobで電気機器の設計に携わってきましたが、現在はJobを管理する立場となり、日々奮闘中です。
プロジェクトを遂行する中ではこれでもかというくらい様々な問題が生じますが、チームメンバーや各分野のプロフェッショナルと共に問題を乗り越えながら大きな目標に向かって進んでいくことに魅力を感じています。
今後も設計をスケジュール通り遂行し、品質の高い設計図書を作成していくためチームメンバーと力を合わせていきたいと思います。また、チームが最大のパフォーマンスを出すことが出来る様に舵取りをしていくことに全力を尽くしたいと思っています。プラントの完成を想像すると今からワクワクします。プロジェクト関係者と喜びを分かち合う日が楽しみです。

仕事のやりがいは?

各分野のプロフェッショナルが集まり、チーム一丸となって様々な問題を解決しながら、一人の力では決して実現できない規模の大きなプラントを作り上げて行く千代田化工建設の仕事は非常に醍醐味とやりがいに満ちています。カタールの現場に赴任した時、プラントの大型コンプレッサーの始動がなかなかうまくいかず、原因究明の為に苦労した事がありました。電気担当として、コンプレッサーの動力となるモーターやそのモーターへ電力を送る配電盤などに問題が無いか細かく調べました。約半年分の機器動作データを引っ張り出して解析を行った結果、過去の誤動作による故障個所がある事が発覚し、急遽24時間体制を組み、コンプレッサーの部品を交換しました。もちろん電気の私だけではなく、制御、回転機器、配管、プロジェクトマネジメント等の関係者と一緒です。さらにはコントラクターだけではなく、顧客、機器メーカーも一丸となった作業でした。

一週間の突貫交換作業を終えて、再度始動にチャレンジした結果、コンプレッサーの始動に成功しました。その時は顧客、機器メーカー、コントラクター揃って自然と歓声があがりました。あの時の歓声と興奮は一生忘れません。そして、成功した時には苦労は忘れ、充実感とやりがいを強く感じたことを覚えています。

my dream

my dream

将来の目標は『世界で通用する千代田のエンジニアになる』 - これが入社当時からの目標です。
あえて“千代田の”とつけたのは千代田のエンジニアはスーパーマンだからです。エンジニアとして技術的な知識はもちろんの事、プロジェクトを進めて行く上ではコーディネーション力、スケジュールやコスト管理等のマネジメント能力等の様々な力が同時に求められます。また、ビジネスパートナーも世界の名だたる企業ばかりです。従って、千代田化工建設には優秀なエンジニアの先輩社員の方々が数多くいます。私も早く一人前の『千代田マン』となり、プロジェクトの主要メンバーとしてプラント建設に携わり、世界のエネルギー供給に大きく貢献したいです。そして、仕事で関わる顧客、下請業者、ジョイントベンチャーパートナー、千代田の仲間からまた一緒に仕事をしたいと思ってもらえるようなエンジニアになりたいです。そしてそれが千代田ブランドの向上につながれば最高だと考えています!

※掲載社員の所属・仕事内容は人事異動・組織変更により変更になる場合があります。