エネルギー業界で世界トップクラスの技術力を持ち、世界中でプラントを一括受注し、実績を残しているプラントエンジニアリング業界に興味を持ちました。そのためプラント建設に携わる事が出来る企業を中心に就職活動を行いました。

その中でCHIYODAに入社を決めた理由として、世界中の様々な国で業務を行う事で国際的なエンジニアとして活躍できそうと感じた事が挙げられます。本社だけでなく海外のグループ会社や建設現場で勤務するチャンスが多くあることや、社員一人ひとりを大事にして、育ててくれることを会社説明会で紹介されました。上記の事から、この会社では努力次第で、自分で将来のキャリアを実現する事が出来ると思いました。

プラントは建設地や製品によって機器の種類や構造が全く異なるため、ひとつひとつオーダーメイドで作られています。その為、プロジェクト毎に違う仕事ができ、そこにCHIYODAで出来る仕事の面白さと魅力を感じました。また、座談会で先輩社員から担当業務の話を聞く機会がありました。その中で、若手でも顧客対応や現場工事など大きな仕事を任されている先輩社員に会って、私も早く周囲に信頼されるエンジニアになりたいという気持ちが強くなりました。

現在、リードエンジニアとして、アメリカ向けLNGのEPCプロジェクト向けに①鉄骨設計仕様書・標準図面の作成、及び②数量の管理業務を担当しています。
①では、プラントにある配管・機器をサポートする鉄骨ストラクチャーの設計用に、設計仕様書と標準図面をアメリカに適用される法令、規則、指針類をもとに作成します。その後、作成した書類の内容について設計チームと製作業者へ技術的な指導を行い、顧客からの質問やコメントに対応します。設計仕様書と標準図面の内容は、鉄骨設計、製作と工事までの品質、スケジュール、コストに大きく関わっているため、変更が発生する際に関係者へ適切にインプットすることが重要です。一方、②では、プロジェクトをスケジュール通りに予算内で完成させることを目標に、鉄骨数量のモニタリング、分析、予測を行い、スケジュール及び予算オーバーランのリスクを低減します。技術スキルのみならずコミュニケーション能力・ビジネススキルを磨くことができるため、やりがいのある仕事です。

入社後4年目に初めてリードエンジニアとしてEPCプロジェクト向けにビルディング設計業務を担当することになりました。当初自分をレベルアップするチャンスだと思いましたが、それまでに経験していない多数の仕事に携わったとき、自信がなくなり思った以上にストレスを感じたときがありました。そのとき新入社員研修で学んだ「報・連・相」という言葉を思い出し、上司や同僚に報告・連絡・相談し、アドバイスをもらいながら仕事に取り組みました。また社内だけでなく顧客や下請け会社とのコミュニケーションも密にとる事で、前向きに仕事を進める事が出来ました。結果、スケジュール通り設計を完成させることができました。規模の小さい設計業務でしたがプロジェクト設計遂行計画やスケジュールコントロール、設計消費時間管理などのプロジェクト全体の仕事の流れを初めて体験できたので今まで一番印象に残っています。経験豊富な社員の指導の基に、リードエンジニアとしての経験を若手社員にさせてくれます。同時に顧客からの要求通りのプラントを提供するという目標に向けて、プロジェクトメンバー一人ひとりの力をチーム力として活かして成功させるのが千代田の魅力と大きな強みです。