社員紹介

田中 翔
  • 機械系

田中 翔

電気・スマートグリッド設計部

2019年入社 新領域創成科学研究科 海洋技術環境学専攻

career path
2019年

新入社員研修を経て、電気・スマートグリッド設計部に配属

国内CO2分離回収プラント建設工事現場にて現場研修

北米向けLNGプラント 電気設備設計業務担当

2020年

部署内の海外若⼿派遣制度を活⽤し、
北⽶向けLNGプラント プレコミッショニング業務担当

2020年

北米向けLNGプラント 電気設備設計業務担当

入社を決めた理由は?

社会貢献性の高い仕事を将来したいという想いからエネルギーに関心を持ち、大学でも関連する学科を専攻していました。その中で、偶然参加したプロジェクトマネジメントの講義で流れたLNGプラント建設工事の映像を見た瞬間に、直感的に「これだ!」と思い、プラントエンジニアリング業界を志しました。社会基盤を支える仕事かつ、コンサルなど間接的な仕事ではなく、直接的にプロジェクトに関わることが出来る仕事であり、自分の中で譲れないポイントを満たしていたこと、そして何より海外現場で汗を流しながら巨大なプラントを作る姿がカッコイイという印象を強烈に受けました。
CHIYODAを志望した理由は、LNGプラント建設プロジェクトのEPCに一貫して携わる企業であるという点が挙げられます。また最終的な決定打は、CHIYODAのインターンシップを通じて感じた社内の環境と雰囲気です。上下関係なく自由に発言出来る社風であったり、質問した際に社員の方が仕事や技術について熱く語っていたりしていたことが記憶に強く残っています。当時抱いた印象は入社してからも変わりません。

現在の仕事内容

プラント内の機器に、安全、安定かつ効率的に電力を供給するための設備のシステム設計や電気関連の工事設計を行うことが電気・スマートグリッド設計部の役割です。その中で私は、Package Substationの設計業務を担当しています。Package Substationとは、ベンダーの工場で組立を行い、現場に輸送される「電気室」のことです。電気はプラントにおける「血液」と例えられる通り、プラント内の機器の動力源としての役割を果たします。その電気を流す心臓部分に相当するのが電気室です。つまり、電気室が完成しなければ機器は動かすことも制御することも出来ません。
プラント建設現場では、工事の後に各機器の動作確認試験があります。そのため、ベンダーの工場からPackage Substationの出荷が遅れると後続の工事や試験が滞り、プロジェクトスケジュール全体の遅れや多大なコスト増加に繋がります。予定通り現場に届け、後続の作業に影響がないよう日々奔走しています。
具体的な仕事内容は、ベンダーから提出される図面のレビューや顧客コメントフォローアップ、電気工事チームや他部署との調整などです。電気室には受配電システムや照明のみならず、計装機器、空調設備、防消火システムなど他部署専門のものもあります。また、電気室の外には変圧器やケーブルトレイがあり、電気工事グループとの調整も必要です。このように非常に多くのインターフェイスがあるため、チーム内だけでなく他部署のエンジニアと密にコミュニケーションを取って、タイムリーに情報を共有すること、同時に積極的に情報を取りに行くことが大切です。様々な専門分野の情報に圧倒されていますが非常にやりがいを感じています。

仕事のやりがいは?

国籍や専門分野の異なる様々なバックグラウンドを持ったメンバーが、チーム一丸となって巨大プロジェクト成功を目指すことがCHIYODAで働く醍醐味だと思います。現在の業務を担当している中でも強く感じることですが、プラント建設プロジェクトは決して閉じた少数のメンバーで遂行出来るものではありません。自分の部署や他部署、ベンダーや顧客、JVパートナーと繰り返し協議を行う必要があります。各々の利害関係があり、コントロールすることは難しいですが、意見を出し上手く問題解決につながった際は達成感を感じます。
そしてより大きな達成感を得るチャンスがCHIYODAにはあり、それはやはり現場工事だと思います。現場工事には必ず難しい問題が起きます。実際に若手海外派遣で現場に赴任した際は、毎日のようにどこかのエリアで問題が起きていることを目の当たりにしました。
そのようなトラブルをチーム全体で乗り越え、無事に機械を始動することが出来たり、プラント最初の照明の点灯の瞬間やプラントから生産される製品が出てくる瞬間を迎えたりした際には非常に感動するようです。今後、自分自身も現場で難題を対処し、巨大LNGプラントの完工達成をチーム全体で味わう瞬間があるかもしれないと想像すると非常にワクワクしますね。

my dream

my dream

社会貢献性の高い仕事をしたと最高潮に実感することが出来るのはやはりプラント完成の瞬間でしょう。その瞬間を現場でチームと喜び合うことが夢です。
将来の目標としては、周囲からの人望と信頼があるエンジニアになることです。「あの人となら仕事がやりやすい」「あの人の言うことなら大丈夫だろう」とCHIYODA社員だけでなく、ベンダーや顧客など社内外問わずそのように思われる人になりたいです。そのためにも業際領域を超えた知識と経験を積み、迅速かつ的確な判断が出来るだけでなく、相手の立場に立って考え、上手く説明できる一人前のプラントエンジニアに早くなることが当面の目標です。

※掲載社員の所属・仕事内容は人事異動・組織変更により変更になる場合があります。