社員紹介

野村 実希
  • その他

野村 実希

電気・スマートグリッド設計部

2020年入社 理工学研究科 総合デザイン工学専攻

career path
2020年

新⼊社員研修を経て、電気・スマートグリッド設計部に配属

部内研修を経て、東南アジア向け銅精錬プラント 積算業務を担当
2021年
国内バイオマス発電所にて現場研修
東南アジア向け銅精錬プラント 電気機器設計業務を担当

入社を決めた理由は?

私がCHIYODAを志望した理由は、「世界のエネルギー問題を技術の力で解決したい」という夢を叶えるためです。中越地震で被災した経験から、「人々の生活、社会の基盤を支えるエネルギーに関わる仕事がしたい」、「自身も被災者で大変な状況にあるにも関わらず、ライフライン復旧のために働いてくれていた人たちに恩返しがしたい」と小学生の時からずっと思っていました。私がプラントエンジニアリング業界を知ったのは、大学院1年生の時に親しい知り合いからの紹介がきっかけでした。会社のHPや説明会でもらったパンフレットを見ていく中で、「多くの人たちと協力して、地図に残るプラントをつくりたい」と思うようになりました。特に、完工したプラントが夜景としてキラキラと輝く写真には、「自分もこんな風景をこの目で見てみたい」と心が動かされました。また、企業研究をしていく中で、CHIYODAは「エネルギーと環境の調和」という企業理念に基づき、クリーンなエネルギー事業にも挑戦していることを知り、今後の成長が期待される洋上風力のプロジェクトをいつかやってみたいという想いを持ちました。さらに、説明会などでの多くの社員の方との座談会を通じて、優しく誠実な社員が多いという人の良さにも魅かれ、「自分もこうなりたい」と憧れを抱くようになりました。そして、私がCHIYODAを選んだ最後の決め手は、山東社長のメッセージです。当時の新卒採用HPにおける「CHIYODAというフィールドで思いっきり自己表現できる場を見つけてほしい」、「何がピンチでチャンスかは分からない」という言葉が、直感ですがビビっと自分の心に響きました。「人を財産として大切にしてくれて、自分が自分らしく働ける場所で働きたい」という想いは今もずっと変わりません。

現在の仕事内容

電気の負荷リストの担当者として、負荷情報の管理を主に行っています。CHIYODAが建設するプラントには多くのプロセス機器があり、これらの機器を動かすためには電気を供給する必要があります。その負荷点数は1つのプラントで数千点におよびます。正しい最新の負荷データを保持するために、負荷情報の変更があれば随時アップデートしています。この情報をもとに機器設計や電気室レイアウト作成、ケーブル選定などの詳細設計が行われていくので、電気の負荷リストは電気の上流設計において非常に重要な図書になります。そのため、負荷内容がプロセス設計図書やベンダー情報と合っているかという確認を、各負荷に対して1点ずつ行っていきます。もし負荷の内容に相違があれば、プロジェクトの担当者への内容確認や、ベンダーへのクラリフィケーションも行っています。
また、プラント全体の電力使用容量の計算や、負荷の位置情報に基づく電力系統のシステム構築も行っています。負荷リストの確認業務を通じて、単なる負荷情報がプロセスや配置図などの他部署の情報と結びつき、実際の電気機器やプロセス機器が出来上がり、またその積み重ねで、最終的にはプラントが完成することに感動とやりがいを感じています。

仕事のやりがいは?

CHIYODAで働く醍醐味は、業務において社員の個性が尊重されることだと思います。限られたコストとスケジュールの中で、より良いプラントを完成させるためには、多くの人と意見を出し合って業務を遂行する必要があります。私自身も業務を通じて、設計の思想に関して上司と考え方がうまくかみ合わず、意見がぶつかることもありましたが、その経験を通じて自分が持っていなかった新たな視点や気づきを得ることができました。仕事を進める中で「ちょっとおかしいな?分からないな?」と思うことがあった際に、その意見を上下関係なく相手に伝えることができる風通しの良さ、議論を通じてお互いを認め合い、さらに自分自身を高めることができる環境がCHIYODAにはあると私は思います。
また、プラント完成のためには、電気だけでなく化学、配管、制御、土木建築などの多くの部署が共に力を合わせ、英知を結集していく必要があります。そのため、1つの問題に対して自部署だけでは解決できないことが数多くでてきますが、それがプラントエンジニアリングの面白さであると思います。1つ1つの内容は本当にシンプルですが、関係者や確認点数の多さから物事が複雑に絡み合っているため、円滑なコミュニケーションで疑問点や不明点をタイムリーにクリアにしていくことが重要だと感じています。

my dream

my dream

「君が言うなら力になりたい」と周りの人に思ってもらえるようなエンジニアになりたいです。この言葉は、現場研修で現場の作業員の方に言われた一言であり、今でもとても心に残っています。私たちのプラントエンジニアリングは1人では決して成し遂げることができない仕事であるため、多くの人の協力が必要となります。また、プラント完成に向けて全体のスケジュールを事前に計画しますが、予期せぬ問題によりスケジュールが遅れ、時には相手に困難なお願いをしなければならない場合もあります。そういった状況において力になってくれるのは、それまで信頼関係を築いてきた仲間であり、その仲間とともに力を合わせることで私たちはプラントを完成させることができます。人にしかできない仕事がプラント建設にはたくさん詰まっていると思うので、エンジニアとしての実績や技術力の高さだけでなく、人として相手に尊敬してもらえる「誠実さ、素直さ、親しみやすさ」といった人柄が仕事をする上で一番大事になってくると考えます。相手にそう思ってもらえるためには、「相手の立場になって考え、自分の意見を大切にしながらも他者の多様性を認め合う」ということに尽きると私は思います。「CHIYODAのエンジニアは何を求められ、今自分は何をすることができるのか」を常に考え、行動していきたいです。

※掲載社員の所属・仕事内容は人事異動・組織変更により変更になる場合があります。