Courtesy of Nghi Son Refinery and Petrochemical Ltd.

ニソン製油所・石油化学コンプレックス

顧客:

Nghi Son Refinery Petrochemical Ltd.

生産能力:

日産105,000バレル

場所:

ベトナム社会主義  共和国タインホア省ニソン経済区

業務範囲:

E.P.C.

完工年:

2016

    

ベトナムの地域社会の活性化とエネルギー規模の基盤に貢献

ベトナムでは経済の急成長の中で二輪車、四輪車が普及し、石油製品の国内需要が拡大してまいりました。その旺盛な国内需要は、国内唯一のズンクアット(Dung Quat)製油所と輸入によりまかなわれていましたが、国内での供給を安定化させるべく、ベトナムにおける2基目の、ニソン製油所・石油化学コンプレックス・プロジェクトが立ち上がりました。

ニソン製油所・石油化学コンプレックスでは、クウェート産の原油(重質油)が精製され、ディーゼル、ジェット燃料等の石油製品およびポリプロピレン、パラキシレン、ベンゼンなど高付加価値の石油化学製品が生産されます。

千代田は、日揮株式会社、仏Technip社、韓国SK建設社、韓国GS建設社とジョイントベンチャーを組み、ニソン製油所・石油化学コンプレックスの設計・調達・建設(EPC)業務を請け負いました。

ニソンは、ハノイの南約200km、ベトナム北中部・タインホア省に位置しています。タインホア省はベトナム戦争で甚大な被害を受けた経済的に貧しい地域の一つであり、他の地域との経済格差解消が課題となっていました。本製油所・石油化学コンプレックスの建設は、、ベトナムの地域社会の活性化と石油製品の安定供給に寄与しました。