C-Safeについて

千代田グループは、安全とは世代を超えて、人だけではなく、環境や資産、更には企業の尊厳をも守ることだと考えています。その証として、私たちは業務遂行の中で、法規の遵守、顧客要求の満足、国際基準や標準、業界の好適事例等の適用を着実に行うことは勿論のこと、人や環境に対する道義的責任も果たしています。

さて、人は誰でもミスを起こしてしまうことは厳然たる事実ですが、ミス発生のリスクは予測可能、管理可能であり、すなわち予防可能であることも認識しています。個々人の行動は、属する組織のやり方や価値観に影響を受けますが、私たちは、周りの人たちからの援助や励ましがあれば、より高い成果を達成することを知っています。更には、ミス発生のメカニズムを学び、過去事例から得られる教訓を活かすことで、ミスを予防することが可能です。

これらの可能性を具現化し、社員一人ひとりを守り業績を確保するためには、安全への強力なリーダーシップ、社員同士の関わり、そして全ての関係者が「ワンチーム」として取組むという基礎から始める必要があります。私たち固有の安全プログラムであるC-Safeは、このような思考過程を経て開発されたものです。それは検証済の実用的安全マネジメントシステムを基本軸に、人々の行動変容を促す継続的改善の仕組みを兼ね備えています。

C-Safeは継続的に改善進化しています。

私たちは先ず「学びの姿勢」を整え、安全を価値観の中核として保持しながら、品質と生産性という別の二つの中核価値との相互連鎖を意識しています。安全文化の継続的な改善(安全改善)が、まさしく品質と生産性の向上に寄与するという原理を明確にしました。

C-Safeプログラムの実践により、以下を実現し、醸成していきます。

  • ・リーダーシップ(規則を遵守し、他者を尊重し、目配りを怠らない)の発揮
  • ・「安全は全てに優先する」ことを意識して維持する周囲とのコミュニケーション
  • ・あらゆる事故は防止できると信じる心
  • ・先行指標の測定と記録
  • ・再発防止のためのヒヤリハットを含む全インシデントの調査分析
  • ・報告文化の醸成
  • ・全ての者が安全に働き、安全に帰宅できる職場環境を目指した、継続的な各種教育や研修
  • ・全ての働く人を業務の犠牲にしない、福祉面の業界標準の向上