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合成ガス利用技術

Courtesy of Sipchem, Methanol Plant

酢酸製造プロセス(CT-ACETICA®)

千代田が開発したCT-ACETICA®は、メタノールのカルボニル化反応によって酢酸を製造するプロセスです。高性能な固定化触媒及び循環気泡塔型反応器などのユニークな技術を採用することによって他社競合プロセスと差別化しています。

特徴

高性能固定化触媒技術

従来のメタノールのカルボニル化反応にはロジウム錯体が触媒として使われています。ロジウム錯体触媒を反応液に溶かすために、大量の水が必要です。しかし、大量の水は製品酢酸から分離するのに大量のエネルギーを消費します。これらの課題を解決する狙いで、千代田は高温に耐えられるビニルピリジン樹脂を開発し、ロジウム錯体を樹脂上に固定化することに成功しました。ロジウム錯体触媒をビニルピリジン樹脂上に固定化することによって、以下のメリットが得られます。

  • 触媒の溶解度の制限がなくなるため、触媒量を増やすことによってカルボニル化反応の高速化を実現できます。
  • ロジウム触媒を反応器内に保持し、精製系でのロジウム析出による損失を抑制できます。
  • 反応液中の水を必要最小量に抑えられるので、製品酢酸の精製コストを低減でき、また副生物も低減できます。

循環気泡塔型反応器技術

CT-ACETICAプロセス®は、樹脂触媒を活用できる循環気泡型反応器を採用しています。循環気泡塔型反応器の下部に反応物の一酸化炭素ガスを導入・分散化することによって、小さい気泡を形成させます。生成された気泡は反応器中のメタノールと樹脂触媒と効率よく接触・反応します。 循環気泡塔型反応器は以下の特徴を持っています。

  • 気-液-固三相の接触効率が高い。
  • 回転部がないため、気密性が良い。また、樹脂に対する磨耗も軽減できます。
  • 熱交換器を設置することによって反応熱を簡単に除去できるため、より精密な反応温度制御を実現できます。

CT-ACETICA® ライセンス供与

現在CT-ACETICA®のライセンス供与にあたっては、アライアンスパートナーとして世界有数のテクノロジー企業であるKBR社の協力を得ています。