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2010年年頭訓話

プレスリリース2010年1月04日

2010年1月4日

経験・実績を活かし、新たな可能性にチャレンジ

エンジニアリング産業は常に新しいこと(すなわちリスク)に挑戦し、この克服と信頼性のある技術の開発と応用を通じて人間社会の発展に貢献していく。当社がこれまで培ったエンジニアリング能力、プロジェクト遂行能力が新エネルギー、再生可能エネルギーといった低炭素あるいは新炭素社会実現に貢献できることは大きく、その重要性は今後ますます大きくなる。人類の経済活動に無くてはならないエネルギーの開発と利用、そして環境保全との調和、これらの分野で国際社会の持続可能な発展に貢献していくことが当社の存在理念であることを再確認し、エンジニアリングの新たな可能性に挑戦していく。

1.技術追求と収益・利益率の向上

「エネルギーと環境の調和を目指して」を経営理念に掲げ、「エンジニアリングによる社会貢献」を実現するためには、継続的に適正利益をあげることが必要である。各組織の遂行業務において、技術・品質・安全意識の研鑽に加え、一人ひとりの利益への拘りとリーダーシップで利益率向上に全社で努めていく。

2.新中期経営計画 "変革と創造2012"

当社のコアであるガス・LNG案件をはじめ、重質油処理及び石炭ガス化案件や合成ガス案件、フローティングLNGといった従来型のエネルギー分野への注力と拡大に加え、新エネルギー分野、医薬分野そしてPLE*分野にもグループを挙げて地域・分野ともにバランスがとれた展開を計る。従来型の EPC**における競争力・収益力向上と共に、カタールやシンガポールの海外子会社を核とした地域・顧客密着型運営(グローカリゼーション)の強化と業容の拡大を進める。

3.千代田グループの成長

専門領域のみならず周辺技術にも習熟しているプロフェッショナルなマルチエンジニアを育てることは、千代田グループそのものの強化とお客様の評価に繋がる。変化する経済環境を、危機感を持って乗り越えていくために、コミュニケーションとは互いの信頼関係を築くためにあることを千代田グループ全員で再認識して、これまで以上に組織の活性化を図り、誇りを持って働き続けられる会社を目指したい。

* PLE: Plant Lifecycle Engineering (プラント・ライフサイクル・エンジニアリング)
** EPC: Engineering, Procurement and Construction (設計・調達・建設)

以上