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Courtesy of JSC Yamal LNG

極北のエネルギーフロンティア開発プロジェクトへの取り組み
-ヤマルLNGプロジェクト-

千代田グループは「総合エンジニアリング企業として、英知を結集し研鑽された技術を駆使してエネルギーと環境の調和を目指して事業の充実を図り、持続可能な社会の発展に貢献する。」という経営理念のもと、地域や企業の枠を超え、高品質なプラントの提供を行い、エネルギーの安定供給の面で社会の発展に貢献しています。本特集ではその一例である、ヤマルLNGプロジェクトの取り組みについて紹介します。

プロジェクト概要

当社はサハリン2LNGプロジェクトでの実績が評価され、フランスのTechnip社、日揮(株)との共同企業体(JV)により、ロシアの北極圏ヤマロネネツ自治区で同国が計画するヤマルLNGプロジェクトのコントラクターとして液化天然ガスプラントの建設に従事しています。本プロジェクトは2014年に契約し、年産550万トンのLNG精製プラント3系列を5年という工期で建設する大型プロジェクトです。生産されるLNGは中国、スペイン、フランスなどへ輸出されます。建設地は北緯71°の同国で最も厳しい自然環境に置かれています。1年の8ヶ月を冬季が占め、冬は日が昇らず、夏は逆に日が沈みません。冬場は-50℃にも達する過酷な環境での業務のためモジュール工法を採用、10階建てマンション規模のモジュールを東南アジア各地で製作し、巨大船で輸送、現場にて完成させるという幾重にもチャレンジングな案件です。また、当地域は全世界の22%の天然ガス埋蔵量が集中しているエネルギーフロンティアであり、北極圏、永久凍土上での厳しい環境下における未開の地において、同国初の大型エネルギー開発プロジェクトになります。パリにJVの中心拠点を置き、そこから7つのエンジニアリングセンター、中国、インドネシア等に分散する10のモジュールヤードを管理しています。現場の最盛期では15,000人が働き、プロジェクトを遂行しています。

安全における取り組み

現在、サベッタ出張所の建設サイトではJVのスタッフが約1,300人、JV指揮下の労働者が約12,000人働いています。その他にJVの拠点であるパリを中心に、アジアに分散する10のモジュールヤードなどを管理し、国際的なネットワークプロジェクトを遂行しています。安全については全拠点で徹底しており、2015年初期に、マネージャーレベルでのワークショップを皮切りに、各オペレーションセンター、全モジュールヤード、サベッタ出張所でのサブコントラクターレベルまで含めた講習会を実施し、10ヶ所のアジアヤードでは好成績を上げました。労働安全衛生世界デーである4月28日には積極的に安全性向上へ取り組んだ3人が表彰されました。3ヶ月おきに安全デーのイベントを開催し、プロジェクトチームが一丸となり、安全第一で取り組んでいます。

安全表彰

安全講習会参加者

環境保護における取り組み

2016年9月24日、プラン建設エリア周辺地区にてビーチクリーンキャンペーンを開催し、多数の従業員が参加しました。

ビーチクリーンの様子

チャリティ活動への参加

2016年9月11日、ヤマルLNGパリチームの11人の女性が、パリで最も有名な女子マラソンレース、La Parisienneに参加しました。37,000人のランナーが参加した6.7kmのレース参加費は、乳がんに対する医学研究を支援するために使用されます。

ヤマルLNGパリチームのメンバー

人材育成への取り組み

モスクワ大学土木工学部の学生15人を2016年6月29日から8月19日までサベッタ出張所に受け入れました。学生たちは建設、品質、HSE、輸送、プレコミッショニングなどの様々な部門の業務を体験しました。熟練したJVチームのメンバーから多くを学び、学生たちは将来の仕事の実用的なアプローチを得るよい機会となり、満足していました。将来の技術者の育成に貢献していきます。

モスクワ大学の学生たち

従業員の声

YL2チーム プロジェクトマネージャー
小泉 宣彦

本プロジェクトでは北極圏というかつてない厳しい環境下でのLNGプラント建設にチャレンジしています。このチャレンジにより今まで難しいとされた寒冷地に埋蔵されたガス田の開発が促進され、クリーンなエネルギー源の一つであるLNGの持続的安定供給を支えるものになると考えています。当社では現在まで培った知見・技術を駆使し、本プラントの完成に向けて日々従業員一丸となり頑張っています。